★ストーリー★
日本海に臨む海東市にある白楊学院の日高院長は竜堂兄弟の亡き祖父の友人だった。その院長からある日、SOS信号を受けた四兄弟は、二学期の始まりから学園を救うため出撃した。謎の転校生・終と余は巨悪たちの集う仮面パーティに潜り込み、大暴れ。怒りの四兄弟がそろってドラゴンに変身するのはいつか!?
今回は番外編ということで、舞台は東京から地方都市へ。場所は変わっても、彼らが戦うのはいつもと変わらぬような、権力者なわけで。まぁ、世界規模の敵ではなかったのが、新鮮だったかも。竜になることによって、何かを破壊することもなかったですしね(笑)
途中で、いじめに対して始兄さんが
「想像力がない者がやる」
というようなことを言ってましたが、まさにその通りだなぁと思いました。自分がされたら辛いことを、他人にやることは何故平気なのか…?自分がそういうことをされたら、という想像をするまでに至っていないということですよね。それって怖いことだなと思います。それに、子供だけじゃない、大人にも想像力の欠如というのは広がっていると思うとゾッとしますね

と、何だか色々考えた一冊でした。田中さんは、ちょっと派手に装飾して世の中の汚い面々を書きますが、似たような出来事は確かに見たことあるなぁと思うと、悲しいですね。あ、政治家が何かあると入院するというのには、笑いました。あるある

巻末対談は、何と小野不由美さんでした
あまり、こういうところに登場しない方なので、ちょっと新鮮でしたね~
貴重な作品だぁ。さて、次からは第二部の開始のようで、楽しみです

132『創竜伝5 蜃気楼都市』田中芳樹
講談社文庫
