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★ストーリー★
「歴史はときに、血を欲した。このましくないが、暗殺者も、その兇手に斃れた死骸も、ともにわれわれの歴史的遺産である。そういう眼で、幕末におこった暗殺事件を見なおしてみた。」(あとがきより)
春の雪を血で染めた大老井伊直弼襲撃から始まる幕末狂瀾の時代を、十二の暗殺事件で描く連作小説。


図らずも、幕末ものが続きましたねガーン
この本は、図書館でじっと見つめて「読んだことがあるような…ないような…」と迷った挙句に借りてきたもの(笑)実は読み終わった今も、曖昧。一時期、新選組ものは読みあさっていたのですが、この作品にはあまり登場しないと踏んで、読んでいなかった(と思う)

さて、十二編となかなかボリュームのある一冊でしたニコニコ藩も志も違うたくさんの志士たちが登場して、読んでる間はどっぷりと幕末に浸れますキラキラ
司馬さんの小説って、あまり小説って感じがしないから、凄いですよねー。まるでノンフィクションのように語るので、思わず全てが史実なんじゃないかと思ってしまいます(笑)

倒れゆく幕府のために奔走する者、新しい日本のために刀を振る者、確固たる信念は持たないまま乱世に飛び出した者。色んな形はありますが、とにかくみんな若い。現代にはあまりいない「ガツガツとした血の気の多い若者」だらけですニコニコ

暗殺という手段については、一口でいい悪いは言えませんが、とにかく熱く生きた志士たちを感じられる一冊だと思います。うーん、やっぱりこの時代は面白いなー!ニコニコ


129『幕末』司馬遼太郎
文春文庫