★ストーリー★
英都大学推理小説研究会に新風を吹き込んだ彼女(マリア)が「伯父の別荘へ行かない?」と誘った孤島の夏。メインテーマは宝捜し(パズル)。みごと解ければ推理研の面目躍如、波濤を越えて時価数億円のダイヤが眠る嘉敷島へやってきた江神二郎とアリスは、楽しむ間もなく起こった事件に巻き込まれてしまう。毎年同じころ島に会する人々に密やかなかげりが根ざしているのか、南国の陽光と青い海、降るような星空を背景に幕間のない悲劇が進行していく。
―ここにパズルがある。どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序をもたらしていただきたい―〈読者への挑戦〉が興を添え、青き春を謳うロマンティシズムが錦上に花を敷く、極上の本格ミステリ。
江神サイド、2作目です
今回も閉ざされた世界…ミステリの王道、絶海の孤島が舞台!それだけじゃなく、宝捜しまでついてくるので、お約束が好きなミステリファンとしてはニヤリとしてしまいます
まぁ、いつものことで、私は推理しないので(笑)雰囲気にキャッキャしただけなんですが。今回は直感というか、動機の面でこの人だろうなぁと思っていて、それが当たりました
でも、トリックは…途中で頭がこんがらがりました(笑)江神先輩の説明をフムフムと読んで、なるほどーと納得。紙についたタイヤ跡から、あそこまで考えがいくのが、また…。すっかり江神先輩のファンになりました
口数も多くないし、何を考えてるか分からない感じではありますが、滲み出る優しさがいいのです
アリスやマリアをあったかく見守ってる感じ!あんな先輩がいたら、憧れてるだろうなぁ~。さて、早速次を借りてこなくては!
95『孤島パズル』有栖川有栖
創元推理文庫
