行雲流水な日々-100404_211904.jpg

☆ストーリー☆
(上巻)
中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物〝ゴースト〟は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所も不明だ??果たして冷血の殺戮は止められるのか。

(下巻)
冷酷無比の殺人者〝ゴースト〟は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついにゴーストの残した微細証拠物件を発見する??見えざる霧のような殺人者は何者なのか?大人気シリーズ第4弾。


昨日の夜に読み始めてやめられず、気付いたら朝の5時でした(笑)

すっかりはまっている、リンカーン・ライムシリーズですが、今回は国際的な犯罪がテーマ。犯人が中国人ということで、中国の文化がアメリカ人のライムには理解できなかったり、行動を読みきれなかったりで苦戦。迷信…というとあれですが、日本人も験を担いだりするし、文化が近いぶん分かりやすかったです。で、アメリカ人だとこういうとこに疑問を持つんだなぁとなかなか新鮮に感じました。

今までの犯人と比べると、ゴーストはかなり感情的な犯人でした。失敗もするし、行動は割と読まれやすいしガーン珍しく私の「怪しい」も当たりました(笑)まぁかなりあからさまでしたけどね~。途中で読み手には正体が分かるので、ハラハラドキドキ…「わ~、そいつだよ、そいつ!」みたいなニコニコ

最後に明らかになる真実は、何事にも闇があって、それを知ってるのはほんの一握りの人間なんだなぁとしみじみ思いました。密航って、よく聞くけど身近な言葉じゃなくて…、でも深刻な問題なんですよね。
(全然関係ないですが、大量の密航者を抱える国っていうので、十二国記の雁国を連想しました:笑 ま、あれは密航者じゃなくて荒民なんですが)

今回登場した、中国人刑事のソニー・リーもいいキャラで、楽しかったですニコニコライムと自然と友情を育んでいくシーンや、中国人としての視点でゴーストに迫る姿が良かったです。彼の「協力」でライムはゴーストにたどり着きますが…そこは必見です。

次の「魔術師」はすっごいどんでん返しがあるらしいので、今からワクワクですキラキラ


『石の猿』ジェフリー・ディーヴァー
文春文庫