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☆ストーリー☆
江戸は日本橋川から男が消えた。男は下手人で、両岸を岡っ引たちがしっかり見張っていたから謎は深まるばかり。ここで登場するのが「なめくじ長屋」に住む砂絵かきのセンセー。長屋の大道芸人たちを手足に使い、名推理で事件を見事に解決していく(「よろいの渡し」)。
推理小説界に旋風を巻き起こし「ベストワン」と絶賛された、シリーズの記念すべき第一作!


都筑道夫さんは名前は知っていましたが、読むのは初めてでした。このなめくじ長屋シリーズは、宮部みゆきさんが好きだった、ということで知ってましたが、某所でも評判がよかったので、借りてみました。ちょっとタイトルで引きかけましたが(笑)

うん、面白かった!私の想像力と地図能力がも~っと凄かったなら、倍楽しめたんだろうな~(笑)でも、江戸の町や文化がきっちり書いてあって、今まで読んできた時代ものの中では一番リアルに江戸を感じることが出来たかも。男性が書く江戸は、何と言うか生々しいですね。女性が書く江戸は、やっぱりどこか優しいです。というか、感情の汚さや恐ろしさをクローズアップするのが女性かなぁ。

事件も時代ものだからこそ出来る、というものばかり。センセーはもちろん、なめくじ長屋の住人のくせ者達も愛嬌があって一人一人がちゃんと存在してる、という感じがいいです。
そして、なめくじ長屋の住人以外で、この巻何度か顔を見せた房吉親分。「役者にしたいほどの男ぶり」という一文から、気にして読んでいたのですが(←単純)あんなことになろうとは…!あの伏線がああなるとは、と思わず唸りました。読んでて久々に「え~っ」と言いましたよ(笑)

あと、お鶴ちゃんはどんな決断をしたんだろう…とか、センセーの過去は一体…とか、ちらちら気になることが色々あって、早くもニ作目が気になります。結構出てるみたいなので、これからどんどん読んでいこうと思います(^^)