★ストーリー★
池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。しかし幕府の屋台骨はゆるんだようにも見えない。まだ時期が早すぎるのだ……次々死んでゆく同志を想い、竜馬は暗涙にむせんだ。竜馬も窮迫した。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまい、かれの壮大な計画も無に帰してしまった。
きましたー、池田屋の変に蛤御門の変!佐幕派の勢力がピークだった時ですね。今まで、どちらも幕府側で読んできた所だったので、斬られた攘夷志士側(まぁ新選組も攘夷志士なんですが)や、蛤御門で斃れた長州志士側の話はとても新鮮でした。どちらか一方だけではなくて、裏表どちらも知ったほうが何事も奥深く知ることが出来ますね!
司馬さんの書く戦のシーンは、ホントに目の前で戦いが繰り広げられているかのような臨場感です。池田屋は狭い室内で斬り合う志士達が、蛤御門は必死の形相で戦う志士達が見えるようでドキドキしました。うーん、凄い!
戦いだけではなく、竜馬と西郷さんが初めて出会うシーンもまた、良かった!鈴虫がいいんですよ、鈴虫が(笑)おりょうさんとの菊の枕といい、司馬さんの小道具の使い方はとてもニクイ。文章を書く身(趣味程度ですが)からすると、勉強になる部分でもあります。
しかし、私はやっぱりお田鶴さまを応援したくなります。司馬さんの書くおりょうさんは確かに「同性に好かれない」女性ですねぇ(笑)いつか竜馬とお田鶴さまには再会して欲しいです…。
