中1ギャップ | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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小学生から中学生への変化は大人が思うよりもかなり大きい。

そこに加えて思春期という時期が加わり、戸惑う親もいる。

小学校と中学校のギャップというだけでなく、自分自身とのギャップ、親とのギャップ、大人とのギャップ。

そこのギャップに落ち込んでしまわないように、あるいはたとえそうなったとしてもセーフティネットとしての役割を果たせるようになれればと思い、中学生を中心とした塾を営んでいる。

自分の立場でできることとして、この本に書かれているようなことに取り組んでいる。

・中学生活の流れの確認・・・特に、6月、7月は疲れがピークになるかもしれないが、それを乗り越えると、だいぶ楽になるということを伝えている。

・学習について・・・自主学習(家庭学習)という概念がない生徒(結構いる)には、宿題以外の学習をするのだということを必ず伝える。宿題だけやっておけばOKと思っている子どもたちは少なからずいる。自分でどこが分かっていないかや練習が必要かを考えて取り組む必要があるのが中学生だと伝えている。この本では、特に量について書いてある。小学生と中学生の学習の最初の一番のギャップは量の違いだと。
私もそう思っている。小学生のうちに最低でも60分の自学を、という意見にも同意。

テストについて・・・ここも新中1は愕然とするところでもある。平均点50点台のテストは初体験の生徒も多い。宿題をやったのに、全然点数が取れなかったりする。小学生のうち、そこそこできた生徒でも、ここで自信ややる気を失う生徒も多い。そして、その状態から回復する間もなく、1か月後に9教科にわたる期末テストを迎える。もちろんどれだけ事前にいっても、体験しないとわからない部分もあるので、そのあたりのバランスふまえて、変な自分への制限をかけないように関わるようにしている。

ほかにも、小6にのぞむことについての項目が20個上げられていた。私の塾は個別指導ですし、入塾テストもないのでそう感じることが多いのかもしれませんが、ここの20項目を8割くらい満たしている生徒は、30%~40%くらいという感覚。

1人1人に丁寧に向き合いながら関わることは基本ではあるが、こういったある程度一般化されたことを確認しておくことはとても有意義だった。

来年の新中学1年生準備講座、しっかりバージョンアップできそう。