アドラー心理学 ペルグリーノ博士のワークショップ | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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アドラー心理学 ペルグリーノ博士のワークショップ

昨日はアドラー心理学のワークショップ。

一日目は仕事で行かなかったので、二日目から合流。

先生は、ペルグリーノ博士。3年ぶりにお会いしたけれど、とても元気!

ワークも興味深いものとなって、考えさせられることがあった。

1・不快の感情の深堀から得られるもの
2・非現実的な仮説による制限
3・否定的感情の明確化と肯定
4・過去と未来の感情引力を今にどう生かすか

といったところが主なところ。

1・不快な感情の深堀から得られるもの

不快になった感情をさらに深堀してみる。そこで発見したことは、さらに自分の許せる範囲が広げられるということ。

不完全である勇気を持つ大切さをアドラー心理学では伝えている。

そのときできなくてもいい。そこからはじめればいい。という感じかな。

自分が持つ最初にもつ陰性感情に対してOKを出し、さらに自分にとっての奥にあると感じられることを考え、それにもOKを出すことで、自分に対する許容範囲が広がる感覚があった。


2・非現実的な仮説による制限

子どものころの経験による感情や考えにしばられて、もうそこに縛られる必要がないのにに、仮説的に現実にアプローチしてしまっていることがある。

現実的に考えると、子どもに起こった出来とごとまったく同じ出来事が起こるわけがないのに、変に仮説的に、またそれが起こるのではないかという感情を持ってしまう。そして、それによって今の状態を制限してしまうという感じか。

うまく言えないけれど、それを現実的に考えるということ。自分は大人にいなって選択する力も改善する力も協力をお願いする力もついているわけだから、子どものころと同じ感情を持つ必要性の根拠はない、という風に考えるということかな。

3・否定的感情の明確化と肯定

公開カウンセリング(デモンストレーション)もあった。
そこでは、本人がなんとなく否定的に考えていることに対して、それを認めるということが共感を生むということも感じた。これは母親講座でもよくいうことだけれど、改めてそれを整理整頓してもらった感覚。本人がなんとなくだめなんだろうなぁと思っていることに対しては、それはやっぱりだめだよね、と毅然と伝えるということかな。
でもいつもいつもそうすればいいというわけではないから、相手との信頼関係を感じつつ、対応を考えたい。

4・過去と未来の感情引力を今にどう生かすか

未来へ向けて持っている不安に対しての自分のリソースを使った誘導催眠。
イメージと言うことをずっと頭に置いているので、わかりやすい演習であった。

ここで思ったことは、最初の不快な感情についてのところとも共通することがあり、過去の感情のひきずりや、未来の不安に引っ張られることなく、今を大切にしよう。そして、それらの引力を力に変えて、今を大切にしょうということ。

そのほかにもたくさんの学びがあった。

行こうか迷ったけど、やっぱり行ってよかった。