己を正してしかる後に人に教へば、亦たれか敢へて従はざらんや。
（中略）己を正すの学、勤めずんばあるべからず。
自分を正しくして、その後で人を教えるのであれば、どうして従わないひとがいるであろうか。
ありはしない。（中略）
自分を正しくする学問にはげまないようではいけない。（1849年）
ほんとその通りですよねー。
なにはともあれ、まずは自分をしっかりするということが大切なのだと思います。
どんなよい出会いがあっても、そこに素直さや愚直さがなければ、そのときは手から離れていってしまう。
学べば学ぶほど自分の無知がわかり、さらに学ぶことが続く。
ものごとを知ることで、今の自分、これからの自分の中身ができてくるのではないかと思う。
いまいろいろと学校などで教育改革などをやっているが、まずは先生たち自身が自分をしっかり持てるような研修なり、サポートなりをすることが最重要事項なのではないかと思う。
きっとそこでしっかりと自分の志や行動の意味を認識すれば間違いなく授業も変わると思うし、クラスも変わるような気がする。
中学生以上だとずっと担任の先生が教えるわけでもないので、なかなか芽はでにくいかもしれませんが、少なくともしっかりと種をまくことができるのではないかと思う。
たぶん会社でも同じことのように思う。
働きながらしっかりと知識、知恵を身につけていこうとしている上司の話はきちんと聞こうと思うもののように思います。
いまはいろいろな手段が簡単に手に入る時代です。
だからこそ、手段であったり、やりかたをしっかり生かせるように自分自身が常に学び成長することが大切なのではないかと思います。