人にものをお願いするときや、なにかを発表するときには前提をきちんと説明することがとても大切なのではないかと思います。
特に人が緊張する場面などを考えると、そこできちんとなにをしたいのか、なにをしてほしいのか、重要なことをきちんと伝えておくべきなのだと思います。
それによって、緊張が解けたりしますし、それがなかったことで、本当に得たかったものを得られなくなってしまうことがあるからです。
学習塾で勤めているときにこんなことがありました。
教室ごとに集まって、ほかの講師の前で模擬授業をするのです。
いつもは生徒相手に生の反応を見ながらやっているのとは勝手も違います。
当然緊張もしてしまいます。
模擬授業のフィードバックもなかなか厳しいものがあり、やるほうはどきどきでした。
あるとき、塾長がいいました。
「なぜこの模擬授業研修をやるのかわかっていますか?」
沈黙が流れました。
「この研修は、前にでて模擬授業をやっている人がメインではありません。それを聞いている講師の方がメインなのです。 そこを忘れないでください。」ということでした。
たしかに教室全員を集めて模擬授業をするわけですから、模擬授業をする人だけの研修ではあまりにも費用対効果も悪いですからね。
とても当たり前のことこかもしれませんが、大切なことです。
そう思うと、なにも知らない人を指導するときは本当にしっかりと前提条件を伝えるべきだと思いました。
そうすることで、より効果的に、効率的にものごとを進めることができるのだと思います。
自分自身もなんのためにやるのか、なぜやるのかを確認しながら物事をやっていこうと思いました。