「なんの映画かな?」
それが9・11の映像をみた最初の印象でした。
すぐに友達に電話をして、それが現実なのかを確認しました。
なんだこれ、というのが正直な気持ちでした。
ありえることのないことが起こっている。
ニューヨークにはいったことがなかったし、どういう気持ちをもっていいのかわからず、
もやもやした気分で会社にいった記憶があります。
次の日会社に行きました。
会社がアメリカ領事館の入っているビルにあったので、入り口には数名の警備隊がいました。
やや緊張感のある出社でした。
その後、会社での連絡事項がありました。
あの飛行機のなかに、同じ会社の人が乗っていたのです。
もちろん面識などまったくありません。
それなのにひどく胸をえぐられる気持ちがしました。
同じ会社。たったそれだけのことで、こんなにも心持ちが変わるとは思いませんでした。
人はつながりを感じると、それまでの感情とはまた違う感情を持つのだと思いました。
確かに海外で事故などがあったとき、日本人の安否について気になるのは、日本人というつながりがあるからこそ気になるのだと思いました。
しかし、もとをたどれば同じ人間というつながりがり、動植物とは同じ生き物というつながりがある。
無機物だって同じ時間を過ごしているというつながりがある。
そう思うと、どんなものに対しても思いをもてるのではないかと思いますし、
そういう思いをもてるような人になれたらいいなと思いました。
自分と同じだけ自分以外を大切にするためのきっかけにできればと思っています。