はじめまして、奥さんです。


結婚式の後、家に帰ると旦那さんがポッケから変な生き物(?)を取り出して



「これ、飼うから。」



と変な生き物を差し出した。



「は?飼うからって!」∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



「いや、なんか見つけちゃって、飼うから。」



「いやいやいやいやいや。ま、ま、待ってよ。


この先引っ越す予定でしょ?第一ペットの世話とかどうするの?」



「あ、どうぞ、お構いなく。私何でも食べますので。」



「いやいやいやいやいや。そういう事じゃなくて。」



「あ、名前イチね。」



「どうも。はじめまして。あ、これつまらない物ですが。」



「あ、こちらこそはじめまして。そんなお気を遣って頂いて・・・・


って・・・・・、で、で、電池?!( ̄□ ̄;)」










旦那さんはパソコンでゲームをはじめてしまった。

こうなると、何を言っても動かないむかっ




イチは私を見つめている。



・・・・・。



イチは私を見つめている。



・・・・・・・・・・。



イチは私を見つめている。



・・・・・・・・・・・・・・・・。



はぁ・・・・。仕方ないガーン



「よろしく、イチ。」



イチはニコっと嬉しそうに笑うと電池を私に渡した。




今年に入って、俺は結婚した。

結婚式のケーキで、変わった色のイチゴを見つけた。

たぶん毒ではないと思い、俺はそのイチゴを食べようとした。







イチゴを口に入れた瞬間

「わ!わ!食べないで下さい!食べないで下さい」

と言う声が、俺の口の中から響いてきた。

少し驚いて、その声をあげた物体を、観察してみた。




なんじゃこりゃ?

「おまえ・・・なんだ?」

俺は、得体の知れない生き物に、何故か尋ねた。

「さぁ?なんでしょう?」

・・・

「ま☆いいか」

その生き物は、キョトンとした顔で、俺を見つめていた。

「お前の名前を決めなきゃ・・・」

俺は少し考えて、こう言った。

「イチゴから生まれたから、イチゴってのはどうだ?」

「え?え?私たぶん女じゃないですよ」

・・・

「男でイチゴって変か?」

「変です!変ですよ!!」

・・・

「じゃあ・・・タメゴロウな」

「え?え?嫌ですよ」

「何で?」

「あっと驚きたくないですよ」

お前はいつの時代の生き物なんだ・・・

さんざん考えた挙句、面倒臭くなった俺は

「これからお前は、ichiな」

俺は笑いながら言って、飼う事に決めた。

「ichi?私がですか?」

ichiは不思議そうに呟いた。

「そうだよ」

ichiは少し考え込んでから、2回ほど無言で頷いていた。

「これからよろしくな・・・ichi」

俺は、そう言いながら、奥さんになんて説明しようか考えていた。