今更の記事化ですが、去年2012年秋の阪神の事業者限定鉄道コレクション(以下・鉄コレ)です。
実車は、京阪1900系の鉄コレを購入した時(年)に或る事情が有り、初めて阪神武庫川線を利用した際、乗車しました。(この時の様子は、当ブログで記事として公開しました。)


※阪神電気鉄道(阪神電鉄)7861・7961形電車とは
昭和42年に実施した架線電圧昇圧後、当時2連で運行されていた一部の急行用電車が4連化されるのに伴い、その代わりの2連で運行可能な車両として登場した車両である。
昭和41年~43年にかけて2両編成×8本=16両が製造された。
形式構成は電動車で運転台付が7861形、制御車(運転台付モーター無し)が7961形となっている。
本形式は奇数車と偶数車で向きが異なり、梅田側が電動車となるものが奇数、逆が偶数で、内訳は母体となったのは、4連で製造されていた急行用電車の7801形で最初の3本は雨樋が外側に露出しているのが特徴である(第4編成から車体の断面を大きくして埋め込み)。
塗装は阪神の急行用電車用の上半分がクリーム、下半分がレッドで、いわゆる赤胴車である。
正面は貫通式で埋め込み式の幌を設置し、分割併合に対応している。
行き先表示は正面向かって右に行き先札をぶら下げるものであった。

車内はオールロングシートで当初は冷房を搭載していなかった。
最初の3本は7801形同様の経済設計となっており、車内蛍光灯にカバーが付けられていなかったり、運転席後部に座席が無かったりした。
しかし、これは評判が悪く、昇圧後に登場した第4編成からは蛍光灯カバーが設置され、運転席後部にも座席が設けられるようになった。

主制御装置は抵抗制御(電動カム軸式)でブレーキは電磁直通式空気ブレーキで
回生ブレーキや発電ブレーキなどの電気的なブレーキは省略されている。
これは本形式を急行用以外で使うことは無いため、高度な加速減速性能を必要とはしない為と、制御器の部品類を極力減らすためである。
台車は当時の急行用電車標準の軸バネ式台車である。
パンタグラフはモーターの出力向上に伴う電源確保のため、運転台側と連結側の2箇所に設置されていたが昇圧後、運転台側のものが外された。

登場時から、2連という身軽さを生かして急行や特急の増結車として活躍。
西大阪線でかつて運行されていた西大阪特急でも本形式が用いられた。
基本的に7901形を加えた4連、または同形式6連で走ることもあったという。

冷房の取り付け改造は昭和46年で7801系列の中でトップを切って開始され、同年中に全車で搭載を終えた。
昭和56年に正面貫通路上部と側面に字幕式の行き先種別表示器を設置した。
昭和59年に武庫川線洲先~武庫川団地前延伸に伴い、同線での運用が開始された。
昭和60年には7870編成と7872編成の制御車を電動車化して、当時、7901・7801形に行っていた機器の更新改造(界磁チョッパ制御回生ブレーキ化→形式を3000系に変更)からあぶれたものと編成を組んで3連×4本に組みなおされている。
これは既に6連運用が大半だった中、未だに残る5連運用に対応するため、
3連車を作る必要があったためである。

廃車は8000系の増備に合わせて平成5年までにまず、上記の3連化されたもので実施された。
その後は阪神大震災による車両不足で廃車は発生しなかった(被災廃車も無かった)が、9000系の登場により平成8年に2連×1本(7862編成)が廃車された。
平成12年には武庫川線で運行されていた7864・7866・7868の3本に車体更新とワンマン化が実施された。
主な内容は武庫川側先頭車への車椅子スペース設置、内装の張り替え、各運転室へのワンマン機器搭載などである。

他に西大阪線で使用するため、非ワンマン車として2連2本(7861・7863編成)が残されていたが、阪神なんば線開業に伴う新車の投入で7861編成が平成19年に、7863編成が平成20年にそれぞれ廃車。
現在は先述のワンマン化を受けた2連×3本が残るのみとなり、武庫川線で活躍中です。


説明の通り、車体形態は1次車と2次車とは微妙に差異が有り、今回の製品車両は、武庫川線専用化している2次車がモデルとなっており、近似製造時代車両の中では、綺麗な阪神らしい感じの車体であります。
製品は、武庫川線仕様でも再現出来る2両編成セットとなっています。
当方の阪神鉄コレの導入は、赤胴車(急行系)6両と決めているので、3編成導入しました。(※因みに、青胴車は4両。)

製品車両の出来は、色々情報では、出来ムラ有ったり、窓ガラス部品が破損していたらしいですが、複数業者からの導入でしたが、問題無い綺麗な出来でした。
導入当時は、比較的軍資金に余裕があったので、3編成N化及び走行化し専用収納ケース購入して収納しています。

しかし、購入時にジオマトリックから専用のインレタ車番が発売されましたが、即市場から枯渇し導入出来ず、1年後の今年2013年、再販されたので今年度鉄コレの分と一緒に導入する事が出来、先週施工しました。
photo:01

阪神車両は、やはり車番が有った方が見栄え有り引き締まると感じました。

購入した去年、当時開催されていた吉ヶ原鉄道模型運転会に車番無し状態で走行しましたが、車番も入りましたので、いずれ、もっと活躍させたいと思います。

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