ヒーロー | いち@自転車操業記

いち@自転車操業記

ほがらかなケイデンスで

$いち@自転車操業記


いちです。

チビッコからの熱い視線目
自転車乗りなら、誰しも感じたことがあると思います。
空き地で遊んでるチビッコだったり、クルマの中のチビッコだったり。
うら若き女性からの視線なんて、ちっとも感じたことはありませんが。
チビッコの視線はホットです。
夏の紫外線ぐらい、遠慮無く見てくれます。

これはあくまでも僕の主観ですが。
どうやら、我々をヒーローと思っているんじゃないでしょうか。
そうでなければ、あそこまで熱い視線をくれるはずがありません。
ヘルメット、サングラス、ピタピタジャージといういでたちは、○○戦隊ポタチャリダー的なものに見えなくもありません。
リーダーのレッドが赤い水玉模様なのと、お笑い担当のイエローが実は総合リーダーなのは、チビッコには解りづらいとは思いますが。

こうなると、ヒーロー的には頑張らないといけません。
チビッコの見ている前ではよりいっそうスピードを上げてみたり。
けっこー脚にきてても、どーってことないよって表情を装ってみたり。
まれにヒーローに勝負を挑んでくるチビッコがいたときは、全開でブチ抜いてチカラの差を見せつけたり。
全力でチビッコの夢を守らなければいけません。

そして、もう一つ大事な役目があります。
ヒーローといえば、いつの時代もチビッコのお手本です。
これはロードレーサーに乗り始めた頃から感じていることですが。
チビッコの視線を感じてるうちに、いい大人が思いっきり信号無視してるとこを見たチビッコはどう思うだろうなって考えるようになりました。
歩道とか車道とかガッツンガッツン移動しまくって、周りに迷惑かけまくったりとかもスマートじゃないですね。
ヒーローがそーゆーのはマズイでしょう。
あまつさえ、お巡りさんに注意されようもんなら、ヒーローの威厳も地に墜ちるというものです。
やっぱり、ヒーローは憧れの存在でなくては。

あまり良識派を気取るつもりじゃないですが。
こんなことをよく考えるようになったというのは、自分にも子供ができたということもあるんでしょうね。
ちなみに、ヒーローも人間なので。
ときどき、ちょっぴり違反もします。
そーゆーときは、『ああ、今はダークヒーローなんだな』ってことで、ひとつよろしくお願いします。

つづきは次回の講釈で。