お知らせ
〇評価区分ごとに色分けしました。
当ブログでは、<生息状況>の項目において、IUCN<国際保護連合>と環境省の評価の区分やワシントン条約の段階ごとに色分けして記載しています。
・評価区分では
LC:軽度懸念
VU:絶滅危惧Ⅱ類
EN:絶滅危惧IB類
CR:絶滅危惧IA類
EW:野生絶滅
EX:絶滅
LP:地域個体群
DD:データ不足
・ワシントン条約では
ワシントン条約付属書Ⅰ類
ワシントン条約付属書Ⅱ類
ワシントン条約付属書Ⅲ類
〇現在、ともにジャパリパークを盛り上げる隊長仲間(フォロワー)を募集中です!
※条件
相互フォローとなっている方で、<けものフレンズ3>での隊長の名前と<申請しました!>という旨を、X<とりはね>のいずれかのポストのコメ欄、またはDMにて送信してください。
インフォメーション
〇盛岡市動物公園<ZOOMO>とコラボが決定!
【盛岡市動物公園ZOOMO×けものフレンズ3のコラボ決定!】
— けものフレンズ3@公式アカウント (@kemono_friends3) September 18, 2025
盛岡市動物公園ZOOMOとのコラボが決定!
続報をお楽しみに♪
▼お知らせhttps://t.co/RRPjpwKjVT#けもフレ3 #けものフレンズ #ZOOMO
新フレンズ<ヤマネ>、<カナダカワウソ>が初登場し、盛岡市動物公園<ZOOMO>さんと<けものフレンズ3>が期間中イベントが開催されるそうです。
〇イベント
体力測定<ティタノボア編>、<ZOOMO編>が開催中です!
〇新フレンズ<カナダカワウソ>、<ティタノボア>、<ヤマネ>が登場!
※ニホンヤマネの記事です。
ヤマネ
英名:Japanese dormouse
学名:Glirulus japonicus
分類(なんのなかま?)
分類表
哺乳綱齧歯目ヤマネ科ヤマネ属
ヤマネ(ニホンヤマネ)は、哺乳綱齧歯目ヤマネ科ヤマネ属に分類されるリスに近い小型の哺乳動物です。
地方によっては、冬眠鼠、小玉鼠、毬鼠とも呼ばれています。
シマリス
オグロプレーリードッグ
アメリカビーバー
チンチラ
デグー
カピバラ
アフリカタテガミヤマアラシ
齧歯目(げっしもく)は別名<ネズミ目>とも呼ばれ、主に地球上の哺乳類の中で最も種類や数が非常に多く、全哺乳類の42%を占めています。
基本的に齧歯目は上と下あごの長い<門歯(もんし)>が大きく長いのが特徴的で、木などの物をかじったり、硬い皮に覆われた食べ物をかじって削り、食べることができます。
また、南極大陸やニュージーランド以外の自然や都市圏など、非常に広範囲の分布域を持ち、繁殖力が非常に高いことが知られています。
通常の分類表記には記載ありませんが、そこからさらに<ウロコオリス形亜目>、<ビーバー形亜目>、<ヤマアラシ形亜目>、<ネズミ形亜目>、<リス形亜目>の5亜目に分けることができます。
ヤマネ類を含む<ヤマネ科>はこの中の<リス形亜目>に含まれますが、他に<リス科>のシマリス、オグロプレーリードッグ、マーモットなどが属しています。
ヤマネ科は<ヤマネ>、<ヨーロッパヤマネ>、<メガネヤマネ>、<アフリカヤマネ>、<オオヤマネ>など29種が確認されており、そのうちの日本に生息するヤマネは<ニホンヤマネ>とも呼ばれ、日本固有種で<国の天然記念物>に指定されています。
生息地(すんでいるところ)
世界ではヨーロッパ、アフリカ、アジアに分布し、
日本では本州、四国、九州、隠岐諸島(おきしょとう)
に分布しています。
ヤマネという名前から日本でしか見られないと思われがちですが、実は世界中に生息しています。
そのうちの<ニホンヤマネ>は日本列島にしか生息しない<日本固有種>に指定されている動物です。
本州、四国、九州に生息していますが、島根県の北方に位置する<隠岐諸島(おきしょうとう)>でも生息が確認されています。
海外では<ヨーロッパヤマネ>がヨーロッパ、<アフリカヤマネ>がアフリカ大陸東部、<メガネヤマネ>がヨーロッパ、アジア、アフリカ大陸に生息しています。
体長、体重、尾長(おおきさ)
ヒトとの比較
体長6.8∼8.4㎝、体重14∼20g、尾長4.4∼5.4㎝
ヤマネの平均的な大きさは体長6.8~8.4㎝、体重14∼20g、尾長4.4~5.4㎝と、どの齧歯目と比べてみても非常に小さい部類で、大きい個体だと30㎝超えることもあります。
ものに例えると、体長が大きめの消しゴムか大人の親指のサイズ、体重がしいたけ1本分(約18g)に相当し、子供の手でも余裕で手にのせられる大きさです。
また、体重は季節によって大きく上下し、500円硬貨1枚分で例えると、約7g基準で 亜成獣は2枚分の約14g、 春頃の成獣は3枚分の約21g、 秋頃の成獣は4枚分の約28g 冬眠する成獣は5枚分の約35g程と長い冬眠に向けて、体重が増えていくことがわかります。
体全体が褐色で、背中に黒い縞模様が入り、尻尾の先の方に扇状に長い毛が伸びているのが特徴的です。
ヤマネの手足は横に伸びているようについていて、そのおかげで力強い握力とかぎ爪で木の枝や幹などにしっかり捕まることができます。
また、移動時に尻尾を使いバランスをとっている為、これが樹上での素早い移動を可能にしています。
哺乳類では珍しく、<盲腸(もうちょう)>が無い為、ミズナラやコナラなどの繊維質やでんぷん質の富んだものは食べることができません。
その代わり花など柔らかいものを食べています。
生息状況(ちきゅうにどれくらいいる?)
LC:軽度懸念
一部の地域では減少傾向で国の天然記念物に指定されています。
ヤマネ科全体では絶滅の危険性はありませんが、<ニホンヤマネ>は森林伐採、人工林の増加、道路による森林分断により、生息地が狭まっています。
その為、国内の一部の地域では生息数が減少傾向となっています。
ヤマネは哺乳類の中でも原始的な動物で、地層で見つかった化石によると、ヨーロッパで5000万年前、日本では2000年前に出現してからほとんど姿形が変わっていないとされています。
その為、一部では<生きた化石>などと呼ばれており、特徴的な生態への研究対象として<国の天然記念物>として指定し、動物園などの施設で保護がされています。
生態(せいかつ、たべもの、はんしょく)
丸まって寝ているヤマネ
小さな体を保つための長い冬眠期間を行うため、<眠りネズミ>と言われています。
〇食性や活動場所
動画3:32
食性は昆虫、鳥類の卵、果実、花粉、樹皮などを食べる雑食動物です。
ヤマネ科の多くは夜行性で基本的に地上ではほとんど活動せず、基本樹の上で食べ物を得たり、洞や幹の隙間などに樹皮や苔などを敷き詰めて巣を作り、そこで繁殖、休憩、冬眠場所として活用します。
〇冬眠
最大の特徴として冬眠の期間が長く、食事をして体重を増やした後、最長約7か月、10月の終わりから翌年の5月あたりまで冬眠します。
クマやリスなどのは約3∼5か月ほどですから、 それと比べても長いことがわかります.
基本的に木の実、果実、昆虫を主食とする動物は冬に食べ物をとることが難しく、春に近いまでの期間は<冬眠>を行い、体温を下げ心拍数を減らし、できるだけ消費カロリーを極限まで抑えやり過ごします。
ヤマネの冬眠時は最低体温が36℃から5℃にもさがり、心拍数は1分間に500回から50回まで減らします。
したがってヤマネは非常に小さい体を保つために進化した生存戦略といえます。
最近では、九州の一部のヤマネは冬眠期間が比較的短く、行わない個体が確認されています。
繁殖形態は胎生で1度に4頭ほど産みます。
観察できる?
日本の一部の動物園で観察できます
日本の動物園と水族館で観察することができます。
2025年10月現在では【盛岡市動物公園<ZOOMO>】、<富山市ファミリーパーク>、<清泉寮 ヤマネミュージアム>で展示されています。
現在、<けものフレンズ>と【盛岡市動物公園<ZOOMO>】にてコラボイベントが開催されており、これを機会に観察してみてはいかがでしょうか?
盛岡市動物園<ZOOMO>では現在<けものフレンズ>とコラボイベントが開催しており、この機会に観察してみてはいかがでしょうか?
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【例】
※<サーバル>の分類が間違っている場合パターンです。
【〇誤っている内容
哺乳綱クジラ偶蹄目イヌ科レプタイルルス属
〇正しい内容
哺乳綱食肉目ネコ科サーバル属
〇理由
サーバルという種はクジラ偶蹄目ではなく、食肉目に属する肉食動物のグループの1種で、ネコ科の動物です。
以前はレプタイルルス属でしたが、現在はサーバル属に分類が変更されています。】
リンク
〇X【とりはね】
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編集履歴
〇20251024
・各項目において、読者様からいくつかご指摘があったため、文章の内容の変更、修正、追加などを行いました。
・冒頭の<ヤマネ>の項目において、画像を変更しました。
・<分類>の項目において、各種ごとの画像<フレンズ図鑑>、<分類表>を追加しました。
・<体長・体重・大きさ>の項目において、画像<ヒトとの比較>を追加しました。
・その他、文章の誤字、脱字修正を行いました。














