Éric Rohmer | 日々雑記

日々雑記

日々の備忘ですよん


帰京後ちょっと疲れが出ちゃったみたいで
だらだら映画ばかり観てました
アマプラでエリックロメール作品が
たくさん配信されてて
メンヘラな女の子とサエない男の人の
恋愛模様ばっかり見てたような…
や気楽でよかったですよ笑

エリックロメール1920年生まれで
よくこんな女の子を、とも思いましたが
ワタクシもこんな映画が
やっぱり好きなんだなあ
というのを再確認した感じですかね
以下見た順でちょこっとメモ↓↓↓


*『緑の光線』1986
   "心という心の燃える時よ来い" ランボー

 6作品ある喜劇と格言劇シリーズの5作目
 " "は最初に提示される格言
 ヒロインはイタくて
 しょうがないんだけど
 海辺の町でジュール・ヴェルヌの
 『緑の光線』について
 語り合うオバさま達の話に
 聞き耳を立てるシーンとかよき


*『木と市長と文化会館 / または七つの偶然』1993

 地方の活性化を唱える政治家って
 ハコモノ作るよね〜
 フランスでもそうなんだ〜、とつくづく。
 珍しく社会派な映画だった
 でも市長さんが10歳の女の子と
 対等に語り合うシーンは真摯でよき
 
       
*『レネットとミラベル / 四つの冒険』1987
       【青い時間】
       【カフェのボーイ】
       【物乞い 窃盗常習犯 女詐欺師】
       【絵の売買】

 四つの短編からなるオムニバス映画
 珍しく恋愛から離れてて
 シスターフッドというか…
 緑の中の赤が印象的すぎて
 ワタクシも赤いカーディガンをポチりました笑


*『パリのランデブー』1995
       【7時のランデブー】
       【パリのベンチ】
       【母と子1907年】

 これも3話のオムニバス形式で
 それぞれ違うカップルの話なんだけど
 浮気とか不倫とかナンパとかあるけど
 あれそうなるの?と意外な感じに転がって
 どれも面白かったと思ってよき。
 

*『海辺のポーリーヌ』1983
   "言葉多きものは災いの元" (クレチアン・ドラクロワ)

 喜劇と格言劇シリーズの第3作目
 フランス映画で夏で海辺で
 ポーリーヌは15歳だからな
 危なっかしくて…


*『友だちの恋人』1987
   "友だちの友だちは友だち"

 喜劇と格言劇シリーズの第6作目
 友だちの好きな人を好きになるとか
 よくある話だけど
 そこはエリックロメールだから…


*『美しき結婚』1982
   "夢想にふけらない人がいようか 
    空想を描かないものがあろうか" (ラ・フォンテーヌ)

 喜劇と格言劇シリーズの第2作目
 このヒロインもかなりアイタタで
 慎ましい大和撫子とは
 相容れないタイプと思われますが
 部屋のディスプレイお洒落でよき


*『飛行士の妻』1981
   "人は必ず何かを考えてしまう"

 喜劇と格言劇シリーズの第1作目
 リュシーも15歳だけど
 こちらはもう少ししっかりした印象
 

*『満月の夜』1984
   "ふたりの妻を持つものは心をなくし
    二つの家を持つものは分別をなくす"

 喜劇と格言劇シリーズの第4作目
 主演のパスカル・オジェいいなあ
 まず声がカワイイし、
 大きなポンパドールの
 不思議ヘアスタイルも
 ほっそりした体つきも
 眠たげな半開きの目もチャーミングだった
 この映画の公開後
 25歳で早世しちゃったらしくて残念…
 ネットでジャームッシュと
 映ってる写真を見つけたので
 下に貼っておきます*
 ジャームッシュ『ダウンバイロー』は
 彼女に捧げられていたんだそうで
 35年ぶりに知る事実!

 あとヒロインの友人カミーユ役で
 ヴィルジニ・テヴネが出てた
 『ガーターベルトの夜』
 『サム・サフィ』とか好きだったな
 ヒロインの浮気相手の
 クリスチャン・ヴァディムにも
 一言いいたいけどまあ…笑
 タイトルと同名の挿入曲
 『Les Nuits de la pleine lune』を歌う
 Elli et Jacnoがすご〜くよかったり、
 いろいろ語りたくなる映画だった…






2022/05/17-27




*ジャームッシュとパスカルオジェ