このごろの映画や小説は
「この夏、一番泣けるストーリー」
「ラスト○○分の感動」
「(有名人のコメントで)私も涙しました」
など、
具体的に この部分がすごいよ~、このシーンでこんな気分になるよ~、
という形で宣伝されていることが多い。
親切に感動のしどころが紹介されているのだ。
そして、どう感動すればいいかも教えてくれている。
攻略マニュアルである。
これで、映画を観にいったり、本を読みおわったりしたとき、
とんちんかんな感想を言ってKYにならずに済むのです。。。なんて親切。
大きな見せ所はきまっているので
その紹介、宣伝文句に大きな間違いはないのでしょう。
しかし細かな点はひとによって受け止め方が違うはず。
感動のしどころは案内してほしくない。
そして、こちらが平静な感情の状態のときに
感動の押し付けをされることも、不愉快なのである。
どんなに美しい感動であっても、
「すごいんだよ!すごいんだよ!この話!ほらほら!」
と押し寄せてきたら、気持ちはおいてきぼりにされて、白けてしまう。
これは私がひねくれているだけなのかもしれない。
なぜなら、大半の映画や小説はその売り方で
ミリオンヒットしているから。