ブログネタ:悲しくなる歌
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悲しくなるというか、胸が締め付けられる沖縄民謡が一曲あります。
「西武門節(にしんじょうぶし)」
西武門節/知名定男&宮里康子
西武門は辻という遊郭の入り口。
そこから出られない遊郭の遊女と、お役人の青年の恋物語。
最初から最後まで、別れを惜しむ歌詞になっています。
「愛しい人よ、私はそろそろ帰るよ」
「待ってください、貴方。西武門の間は、お供しますよ」
で始まるこの曲。
詳しい歌詞は、たるーの島唄まじめな研究「西武門節」
にてcheckしてみて下さい。
(沖縄民謡の歌詞を深く知りたい方必見のブログです。沖縄民謡を習っていて、歌詞もなんとなく習っているけれど、もっとちゃんと知りたい・・・という方も、沢山いらっしゃると思うので♪)
聞くと、キュッと・・・胸が締め付けられます。
明るい歌が多い沖縄民謡ですが、実は、恋の歌もとても多く、こんな風に、切ない曲も、少なくありません。
西武門節を聞くと、本当に切なくなって・・・ 涙が出てくる事もあります。
でも、この切ない歌詞の中にも、女性の情熱と強さと美しさ、そして、この女性が実在した人かどうかは分かりませんが、女性の生きた証というか、女性の命みたいなものを感じられます。
それと同時に、私が、何の障害もなく、愛しい人と一緒にいれる事、この人が好きだと言える事を、とても幸運に思える一曲です。
この曲を聴くと、こうやって、愛を、ちゃんと伝えようって思うんですよね。
恋の歌、自然の美しさを歌った歌、そして、日常生活を歌った歌。
沖縄民謡は、本当にバライティーに富んでいます。
豊かに表現する、沖縄が、私は大好きですし、沖縄で生まれ育った事、誇りに思います。
沖縄で生まれ育っていない息子も、沖縄民謡を聴いて育っています。
彼にとって沖縄が身近である事は、私にとってはとても嬉しい事だし、その環境をしっかり守れている事も、とても嬉しく思います。
沖縄二世として、誇りを持って、生きて欲しいです。