観音寺で消えた白犬(実体験)
こちらの記事の続きです↓
私は
「たぶん、何か食べ物がもらえないか
期待しているんだろうな」
と思い、お昼の残りのパン
を放って
みましたが…
犬は一瞬臭いを嗅いだだけで、すぐに
パンから離れてしまいました
(パンはゴミにならないよう、拾って
持ち帰りました)。
それでも、犬は相変わらず
私と並行して歩いています。
ふと私は、その先を左折したところに
スーパーがあったことを思い出しました。
スーパーなら、ハムやソーセージを
売っているかもしれません。
それならきっと犬も食べてくれるはず![]()
犬がついてきてくれることを願いながら
道を左へ曲がると…
ちゃんと後をついてきます![]()
「よしよし。今、何か買ってあげるから
そのへんで待っていてね」
と念じながら、ダッシュで店内を回り
ウインナーの袋を買いました。
清算を済ませて外へ出ると
犬はおとなしく待っていたのですが
なぜか急にくるりと向きを変えて
今来た道を戻りだしたのです。
「え、なんで
私、コワイ顔してたのかな
」
と思いながら、今度は私が犬の後を追って
歩き始めました。
最初のわき道を犬が右へ曲がったので
私も続いて右折すると…
犬の姿は忽然と消えて
いました。
犬と私の差は、わずか1~2秒。
絶対に見失うはずがないのです。
曲がった先は見通しの良い場所で
もし、犬がどこかに隠れたとしても
後ろ姿ぐらいは見えるはず。
しかし、いくらあたりを見回しても
どこにも姿がありません。
本当に、突然消えたとしか言いようが
ないのです![]()
電車の発車時刻がせまっていたので
私は犬を探すことをあきらめて
駅へと向かいました。
帰りの電車に揺られながら
ずっと白い犬のことを考えていました。
犬は確かに、食べ物を期待して
スーパーの前で待っていたのです。
なのに、どうして突然逆方向に
歩き出したのか。
なぜ一瞬の間に姿を消してしまったのか。
もしかしたら神様にテストされたのかな
とも思いました。
飢えた野良犬を見たら、私がどうするか。
野良犬に餌をあげることが
正しいのか間違っているのか
わかりません。
しかし
飢えた犬に期待だけさせて
何もしてやれなかった
よりは
実在しない犬でテストされて
不合格になった
ほうが、まだいいです。





