2.女子生徒が聞いた声

 

 

こちらの記事の続きです。

 

 

 

翌日はB校への出勤日。
最初の授業が終わると
ある女子生徒が話しかけてきました。

彼女はそのクラスで唯一の女子生徒。
周りが男子ばかりで同性の友達ができず
ちょっとかわいそうだな

と、私がいつも気にかけていた子です。



「なあ、先生。きのう学校来てた?」
「ううん。きのうは別の学校へ行っていたから
こっちは来てないよ」
「えー、でも声が聞こえたけどなーびっくり


昨日、彼女が廊下を歩いていると
横の教室から私の声が聞こえたというのです。

 




「誰か別の人の声じゃないの?」
「ふーん、先生の声やと思ったけどなーえー

「でも、来てないんだもん。

きっと他の先生の声を聞き間違えたのよ」

彼女は納得がいかない、という様子で
教室を出ていきました。

私はふと、昨日の男子生徒の話を思い出し
似たようなことが続くものだなと思いました。

私が行っていないバーで男子生徒が
私を見たという話。


私が休みの日に女子生徒が
私の声を聞いたという話。


偶然にしては、場所も時期もかなり近く
なんとなく気持ち悪く感じます驚き

ふとドッペルゲンガーという言葉を思い出しました。

 


 

ドッペルゲンガーとは、自分とうり二つの人が現れる現象。
自分のドッペルゲンガーを見ると

死期が近い
とも言われています。

しかし私は、まさか自分にそんなことが起きるとは

考えられず、この時も
女子学生が別の先生の声を聞き間違えたのだろう
と思いました。

 

 

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