洋画家 植村隆久の妻です💌


今回は

審査員で東京に行きました。


聖林寺

11面観音菩薩立像様です。


聖林寺観音堂は

日本デザイン賞で

サライという

本にも掲載されております。

前の古い観音堂の時に

はじめてお会いしました。

その時は美しさに惹かれて

描くとは考えませんでした。

でも描いても良いと書いていたので

それを夫に言うと

とんでもないと言ってましたが

それは

1週間もしない間に描きたいに変わりました。

令和3年4月

コロナ禍で遅れた

観音堂の耐震補強工事の為に

一年遅れで東京国立博物館で展覧会が開催されました。

東京に旅立たれるまでに

いつも掲載してます

デッサンを描いてました。


今は写真で起こそうと思えば

プリント出来ます。

それはしてません。

写真で描いていると思っておられる方もいます。

でも実際に見て描いています。


本当にやりにくい時代になりました。

ネットから取り込みして

絵にしていく時代になってきてます。

もう実際に見て描く事は古いという時代になっているのを感じるこの頃です。

でも実際に見て描いたら

ネットとは違う心が入ります。

観音様を描きはじめて約3年ぐらい経ってます。

1300年の歴史を描く

三輪大社にあった大御輪寺から


廃仏毀釈の時に移されました。

白い布に覆われていたのを

フエノロサと岡倉天心がみつけました。

そのような苦労の中の観音様を描く事は

絵を描く事は夫の人生の目的です。

今までは

人物画

綺麗な人物画を描いてきましたが

そうではなく

目標を持って

誰もしない分野に入っていく

本当に描きたいものに

このコロナ禍で出会えました。


それも目の状態もややこしい時に

向こうからも描いて欲しいと語っているようにきました。

そして決心を固めて

描くと決めて

2回目帰った時に

大雨

そこは帰りの車の中で見た

虹🌈 幻日を見る事が出来ました。

だから

この作品は『幻日」です。


何か希望のような物を感じたそうです。





コロナ禍で色々と困難な事もありましたが

聖林寺の観音様を実際に見て描ける事は素晴らしいです。


法隆寺の百済観音様

中宮寺の弥勒菩薩様

そして聖林寺の11面観音菩薩様


この3つの仏像様は素晴らしいと思います。


そして我々

奈良県に住んでいると

会いたいと思うと直ぐに会いに行ける距離です。


描くと決まってから

仏教の事

仏像様の事

奈良の歴史

色々勉強してました。

もう美術書より

仏像関係の本が多くなってます。


これからも

死ぬまで永遠のテーマ



デッサンから油絵の

小さな作品から大きな作品まで

沢山増えてきました。

その中でどうしたら

良いか模索してます。


今回はどうしたら

明るく見えるのかと悩んでいました。


それがモネの睡蓮の色をアレンジすることでした。