Vinylphyle | ダニエルのBEEGEEなブログ

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大好きなTHE BEE GEESのALBUMや情報について、思うままにつれづれと。愛蔵盤で振り返るBEE GEESの軌跡を紹介したい。

  ついに届いたVinylphyle盤「CHILDREN OF THE WORLD」。ユニバーサル・ミュージック・エンタープライズ(UMe)がBEE GEESの「CHILDREN OF THE WORLD」をレコード愛好家向けに再発売した。CAPITOLレーベル。「名盤の数々を現代風音質とパッケージ仕様で復活させるのがコンセプト」だそうで、既にビーチ・ボーイズの「PET SOUNDS」等もリリース済みだ。「グループ傘下の各レコードレーベル・地域の拠点・事業会社と連携し、カタログ管理への積極的なマーケティング施策、新技術を活用した新たな機会の創出を行っている」というのだ。折りしも同アルバムリリースから50周年。

  思わずため息が出る。「半世紀かあ」と。ジャケが妙に豪華だ。TIP-ON方式だという。普通、ジャケットの厚紙に直接写真やデザインを印刷するところ、このTIP-ON方式は「厚い芯紙に印刷した紙を別に貼り付け、更に折り曲げてジャケットに仕上げる。こうすると表面に独特の紙の質感が出て手触りにもが高級感が」。しかも厚い。写真もきれい。特にあの頃スリーヴ型で薄っぺらだった印象がガラリと変わった。見開きのジャケになり、かなり、コレクターを意識したレコードになっているのが特徴。まさにプレミアム・コレクターズ・エディションだ。

 そこで、AIに聞いてみた。50周年は分かるが「なぜ、このアルバムなのか」と。すると

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1976年のこのアルバムは「MAIN COURSE」(75年)→「CHILDREN OF THE WORLD」(76年)→「SATURDAY NIGHT FEVER」→「SPIRITS HAVING FLOWN」という流れの真ん中にあります。特に「YOU SHOULD BE DANCING」は米国・カナダで1位になり、このアルバム自体も米国8位を記録しました。しかも、このアルバムからBEE GEES自身がプロデュースを主導し、Karl Richardson,Albhy Galutenとの製作体制が始まります。従って「BEE GEESのディスコ時代の入口を最高水準のアナログ盤としてもう1度提示する」という商品企画はかなり筋が通っています。単なる旧盤の再発売でなく、アナログレコード市場の復活とBEE GEESのディスコ期の重要作品を高音質で再評価する狙いがあったと考えられます。

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と。分かってるじゃん。更に2020年 のキャピトル再発盤5作品(「BEST OF BEE GEES」「MAIN COURSE」「CHILDREN OF THE~」「HERE AT LAST ~」「SPIRITS HAVING ~」)の「CHILDREN OF THE~」については

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オリジナルのアナログLPマスターテープからCAPITOL STUDIOSでKevin Bartley/Ian Sefchickによりリマスターされ、通常のブラック・ヴァイナルに加えて限定の「SUNSHINE YELLOW」カラー盤も発売されました。この2020年盤と今回の2026年盤は意味がかなり違います。

・50周年記念盤

・Vinylphyleシリーズ

・180㌘重量盤

・RTI(筆者注:RECORD TECHNOLOGY,INC アメリカのレコード製造会社 高品質なアナログ盤プレス工場)

・JOE NINO-HERNESによるカッティング

・tip-on方式のゲートフォールド・ジャケット

・テープ・ボックスのスキャン

・新しいライナーノーツ

・Karl Richardson,Albhy Galuten,John Merchantへのインタビ ュー

という、かなり明確に「オーディオファイル/レコード愛好家」向けに作った仕様です。つまり、「2020年盤はBEE GEESの名盤をアナログで再びコレクター市場に投入」したのに対し、2026年Vinylphyle盤は「50周年を機会に音質・盤質・ジャケットまで含めてコレクター/オーディオファイル仕様」に格上げという違いがあります。ここで注意したいのは「オリジナル・マスターテープそのもの」ではなく「1976 copy tape」と明記されていることです。これは非常に重要です。従って私は(AIは)この盤を「1976年のオリジナル・マスターから直接カッティングした究極の盤」とは評価しません。むしろ、1976年当時のアナログ・コピー・テープを新しいカッティング技術で現代のLPに仕上げた盤と考えるのが正確です。

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との回答でした。いやあ、ホントAIの反応は的確で素早い。でも、米盤オリジナル(RSO RS-1-3003  刻印RS-1-3003-AS(BS)-CP STERLING)をもっていれば十分なのでは? に対しては

  「米国初期盤は1976年当時の製造工程をそのまま残したオリジナル盤。一方でVinylphyle盤はCOPY TAPE→新マスタリング→新カッティング→RTIプレスで、音の作り方が違うと考えた方がいいです」と。では音質はどう違うのか?

「76年オリジナル盤が当時のマスタリング・カッティング・プレス中・低域の厚み、ドラム/ベースの押し出しが期待できるのに対し、2026年Vinylphyle盤はSN比、盤面ノイズ、チャンネルセパレーション、音像の安定性などではVinylphyle盤が「有利」になる可能性があります。昔の盤を再現することよりも1976年の音源を2026年の高品質アナログ製作環境で聴くところにあります。」だと。SN比のSはSignal(信号)のS、NはNoise(雑音)のN、S/N比だから当然数値が大きいほど雑音は少ない。そういや、最近のレコードって、針が溝を走る音とか、チリチリ音とか殆ど聴こえてこない。70年代にレコードを聴いて育った世代にとっては信じられない現象なのだ。

 で、実際に当時の米盤と聴き比べてみた。とはいえ、再生機は大したことはない。パイオニアS-88  、そう50年前の4チャンネルステレオを何度も修理して使用している。カートリッジの針はSAS針で、高級針だ。針を降ろす。曲はB面2曲目の「LOVE ME」。------こんなにも違うのか、と絶句した。よく聞く表現として「粒立ち」という比喩があるけれど、まさに新米の炊き立ての米粒のような味わい感がある。高音のスネアドラム、シンバルの音、ロビンのボーカルが鮮明に迫ってくる。部屋全体を包む音の立体感が全然違う。更に聴き進めると曲間の針が溝を走る音はほぼ皆無。まるでCDを再生しているよう。とはいえ、アナログ独自の音のまろやかさは失っていない。

  「これが現代流のアナログ盤か」とただただ、驚くばかり。米ドルで40ドル、送料32ドル、1ドル158円で計算すると6320円、送料5056円。安くはないが、アナログなBEE GEESファンとしては必携なシロモノだ。 「SATURDAY NIGHT FEVER」が頂点に君臨する名盤なのは言うまでもない。その前段階でこんなファンキーな面を見せてくれているBEE GEESの「才能」に今さらながら改めて脱帽する。いやいや、そうじゃない。この音の良さに大いに満足している。今夜は「THE WAY IT WAS」(邦題「帰りこぬ日々」)をこの最新盤で聴いて就寝することにしたい。