RSD(レコード・ストア・デイ) | ダニエルのBEEGEEなブログ

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大好きなTHE BEE GEESのALBUMや情報について、思うままにつれづれと。愛蔵盤で振り返るBEE GEESの軌跡を紹介したい。

  「ウチとしても何がどのくらい入ってくるのかホント、私たちでもわからないんですよ。店舗によっても違いますし。当日、来て頂く以外ないんですよ」。オン・ライン注文は一切受け付けないという。このご時勢でどうやって東京の店舗に行けばよいのだ。マスクを厳重に重ねて、手袋をして、電車に揺られて。そう、このコロナ変異株の跋扈する都会へ、どのように。しかもレコード屋さんへ行ったとしてもレコード・マニアの必死な形相の中で、感染という危険にさらされながら、たった1枚の「THREE KISSES OF LOVE」というBEE GEESの英国・RSD盤を探すために東京へ出向くのか?

 それでも大いに迷った。もし、仮にここで自分がコロナ感染したらどうなるのか? そういう諸々のことを冷静に考えて、「とりあえず、某〇ワーレコードで直接店舗注文してみよう」と妥協した。店舗注文なら、オンライン注文と違い、受付可能という。入荷後、直接取りに行けば良い。だが、そのレコード店、近くの宇都宮店は数年前に撤退してしまい、既にない。東京の店舗に注文するより、地方都市の店舗に注文し、入荷したら自動車でドライヴがてら取りに行けば良い、感染の可能性は低くなる、そう考えた。で、福島県郡山店に注文。果たして入荷するのか?

 今年のRSDはやはり、コロナの影響で6月12日と7月17日の2回に分けたようだ。前述の「THREE KISSES OF LOVE」英国・RSD盤の発売は7月17日だ。どうなのだろう。日本にどのくらい入荷するのか。限定1000枚。これをアメリカやドイツ、イギリスのファンが奪い合う。-----で、7月の中旬まで待って、遂に連絡メールがきた。「お取り寄せ商品は入荷できず、キャンセルさせて頂きます」と。日本にはいったいどの程度、入荷したのだろうか? やっぱりな。

 結局、海外のサイトでネット注文、購入することとなった。一体何だったのか、都会の店舗に並んで、RSD当日にこれを購入した人っているのだろうか? 情報はない。

RSD英国イエローカラー盤。音がいいのにはびっくりだ

 

さすがに英国盤。最高級針を下ろしたが、雑音は一切ない。レコード特有のプチプチ音が一切ないのだ。いやはや、リマスター盤というだけのことはある。最近のアナログ盤も進化しているのだろうと思う。何度も何度も繰り返し聴いてきた少年時代のBEE GESの歌声は洗練されたキレイな音で再生されている。とても満足だ。

 考えてみれば、このコロナ禍の日本で、こんなことで神経を使っている私は恵まれているのかもしれない。それでも届いた段ボールの包みを丁寧にカットしてアルバムを取り出した後は手指消毒をしてからじっくりと堪能する。こんな世の中が来るなどと「メロデイ・フェア」を聴いていた坊主頭の中学生の時は考えもしなかった。しかし、時代にうまく順応して生きる以外ない。

 

 

 もうすぐ、愛犬チョコの1周忌。1周忌記念登山の準備をそろそろはじめなければな。チョコよ、見守ってくれ、そして一緒にいい空気を吸おうな。大好きな「FOLLOW THE WIND」を聴きながらな。