LIVE ON AIR アナログ盤 | ダニエルのBEEGEEなブログ

ダニエルのBEEGEEなブログ

大好きなTHE BEE GEESのALBUMや情報について、思うままにつれづれと。愛蔵盤で振り返るBEE GEESの軌跡を紹介したい。

イメージ 1
(英国・ローバーミニと写るBEE GEES。約50年後にカラーになって甦った。盤もカラーレコード)

  平成最後の日。1日中雨が降っていた。誰かが言っていたけれど、ゼロ(零)は雨の下に令和の令を書く。原点。

  嗚呼、そういや、前にブログで記したと思うが、BEE GEESに関して私にとって原点となるべき1枚の写真がある。中学生の時、透明の下敷きに入れて持ち歩いたBEE GEESの写真。それが、かの日本独自の編集盤「GOLDEN ALBUM」の中綴じの1枚目の写真だった。



  今、思うと、それは彼らが、オーストラリアからイギリスに戻り、5人で公式デビューした直後の写真だってことが分かるが、当時は写真にキャプションがあるわけでもなく、ただただ、3人のGIBB兄弟を眺めては満足していた。長くFANをやっていると良い事の方が多い。けっこう前になるが(いや、長いFAN歴からすると最近と言うべきか)、このALBUMに使用された生写真を入手した。

イメージ 2
(たぶんだが、写真に写っているのは「モーリス・クーパー」なのだろうと思う。いや、そう思いたい)

  私が大昔に、持ち歩いていた写真をよくよく分析してみると、彼らの中心にある車はいわゆる「ローバーミニ」。そこで、その歴史をググってみた。なるほど小さい割に車内は広く、経済的という「ミニ」はもちろん、1959年の英国生まれ。そこから67年までに販売された「ミニ」は当時「オースチン社」と「モーリス社」がそれぞれ販売した「オースチンセブン」と「モーリス・ミニ・マイナー」という名前で販売していたという。一般的には「オースチン・クーパー」「モーリス・クーパー」などと言ったそうだ。

  そういや、このミニ・ローバーを好んで乗ってた輩は私の周囲にもいたっけなあ。そんなことを改めて考えたのもつい最近手にした「LIVE ON AIR 19671968」のジャケットを見てからだった。このジャケットが私の脳みそを刺激しないわけがない。このマリーゴールド色でまとめられたジャケの中央に、かつて憧れ、手放さずに持ち歩いたかの写真の別カットとみられる写真が使用されている。紛れもなくローバーミニも写っている。しかも、カラーで。

  中学生当時、モノクロ写真をセピアっていうか、ブラウン系統で色付けしたものを眺めながら、どんな色のシャツやズボンなんだろ? 何色の車? などと想像していたけれど、それが、明らかになったのだ。後付けの色だから不自然なところはあるけれど(例えば、BARRYの両肩からたてに入っているストライプはLIVE ON AIR ジャケでは消えている)大方は間違ってはいないだろう。
イメージ 3
イメージ 4

  というわけで、「GOLDEN ALBUM」中綴じ最初の写真は英国出身のグループだけに、ミニローバーだけれど(なわけで、この写真はイギリス国内で撮ったものだろうと思う)、更に開いた見開きページには車内の5人の忙しい様子をアップで掲載し、そのページをめくると、今度はベンツに乗った彼らが手を振っている写真。この生写真の裏には「PHOTOGRAPH FROM THEIR SENSATIONAL GERMAN TOUR FEBRUARY,1968 」とある。前回、スイス・ベルンでのコンサートについて少し触れたけれど、この写真は68 227日からの初めてのドイツ・ツアーの合間に撮ったものだ。


  これで、謎が解けたと、この私にとって特別な写真のカラーの別カットをもっと大きくしたアナログ盤を購入したら、なんと盤もカラーレコードだった。しかも、ジャケと同じ、オレンジ系統のマリーゴールド色。ラベル面もジャケ写真と同じものが。し、しかし待てよ。驚いたことにCDで入っている曲が全部入っている。私の常識ではアナログLPというものはA,B両面で約40分というのが相場だったけれど、はてさて、最近のアナログ盤は技術的進歩があったのかな? などと首を捻りながら、半信半疑で針を降ろした。やはり、間違いなかった。しかも、音だってCD並みには再生している。もともと、ラジオ・TV音源だから良い音は期待していない。まあ、上々の出来栄えと言って良い。
イメージ 5




  限定1000枚。私のシリアルナンバーは474。今日は若き日によくボトルキープしてた「シーバス」で一杯やろう。私にとっては激動だった「平成」の時代は間もなく終わる。新たな時代にどんな運命が待ち受けているのか。原点、初心に戻るのもまたこれ、良し。平成最後の投稿になりました。来る「令和」の時代もよろしくお願いします。