「メモリー・メロディー」
作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお
白い膝の裏側の まぶしさと
黒いニットの水着 見とれて
早い夏の熱い心のうねり
白い波にもまれて 冷ました
他人の視線に さらすのが
もったいない やきもき
17歳 はずむ肌は スリルに充ちていた
ボートのオールに 銀の泡
君はもっとまぶしい
ひと夏のドキュメンタリー
揺れてるメモリー・メロディー
1年の4分の1が終わる。
春が来る…いや、来てる。
と思ったらまたさむーい!
もう体調管理が大変だ~。
黄砂だの花粉だのなんだのと視界がくもるほど
(原因は不確かですけど、多分ですけど)
どんよーりとした数日。
恵みの雨が降った後、やっと諸々おさまったようです。
来生さんのコメントも出されましたね。
映画もドキュメンタリーもさもありなんなラインナップでした。
ライブの準備も順調に進み、無事迎えられることを心から願っています!
さてさて。
今回はアルバム「Sparkle」から「メモリー・メロディー」を。
この「Sparkle」は大好きなアルバムの1つです。
まずこの頃の来生さんの声が好き。
もちろんどの時代も好きですよ。
今も大好き。
でもこのSparkleの頃は特別に好き。
透明感とか爽やかさとか青さとかシニカルさとか等々100くらいありそうな魅力が絶妙に、しかも私の1番好きな感じの要素が少し多めにブレンドされている神配合の声。
たまらんのですよ。
収録されている曲たちも曲順も含めて好き。
今に繋がるシンプルで美しい曲、穏やかで優しい曲、少しとんがった野心的な曲等々。
この頃の来生さんの溢れるような多様な世界観が満ちています。
その芯にある「Goodbye Day」の尊さ。
「たそがれの苺」のゆるぎない不変性。
洗練された「Match more…」
「気配」は…「Sparking head」は…あら、きりがないわ(笑)
待て待て、メモリー・メロディーのこと。
この曲は私が勝手に「コンプラソング」とカテゴライズしている1曲。
今さら改めて言うのもなんですが、何もかもまごうことなき愛しかない上での表現だけど、不快に思う方がいたらごめんなさい。
この素晴らしい歌詞。
でも今の時代の感覚だと難しい世界観でもあります。
ゆえにコンプラソングと呼んでいるのです。
もちろんクリアしています。
こういったまぶしく瑞々しい世界の魅力が
簡単には届かなくなっている今の時代の窮屈さが寂しいかぎり。
いやね、何か言われたわけじゃないから問題ないんですよ(笑)
とは言え誰が歌ってもいいかと言われたら
ぜーったいそんなことないんですよ!
これは強く強く申し上げたい!
長々と書きましたけど、
要するに、逆光の中で煌めくような最初の二行のインパクトよ。
♪17歳~ からのメロディーラインが好きすぎる。キュッて切なくなってしまいます。
これを聞いていた頃の、歌詞を堪能する力も経験も(擬似体験含む)が今よりもっと無くて、
それなのに言葉とメロディーと声の魅力にギューッとなっていた事も思い出されます。
まさにメモリー・メロディー
キュッとかギューッとかわからねえ!(笑)
