「アナザーデイ」 | ほどほどに

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「アナザーデイ」

作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお


君は毎朝 少しきびしい

顔つきをして ドアを出て行く

タイムカードの あの人の名に

視線走らせて 息をつく


机の向こう 遠い岸辺で

恋する人は 背中だけ

いつか想いは通じるはず

天使が微笑む その時


君がテラスで 少し切ない

顔つきをして コーヒーを飲む

あの人もほら 遠いテーブル

ため息タバコを ふかしてる


気づかないのは 君の方かも

恋の天使は すくそばに

きっと想いは通じるはず

肩越し 振り向く その時


見慣れた背広 眩しく見上げ

微笑む君が 見えてくる

きっと想いは通じるはず

上手に 恋して その時


今年の目標は来生さんのコメントより先にツキイチキスギを書く!と書こうとしたらいきなり負けてしまった(笑)

いや、勝ち負けじゃないけど😃


もうなんでしょう、かわいすぎるよね!

写りが悪かったから自宅で撮り直しって!

キスギストが仕上がりのいい顔が見たいって

承知してるのね🎵

どこにする?やっぱりお花の前よねーとか言いながら奥さまとワチャワチャしてたかと妄想して、はーハッピーハッピーですわ♥️



さてさて今回は小堺一機さんへの提供曲

「アナザーデイ」です。

これはご承知の通り来生さんの「グリサンド」の歌詞が違うものです。

これがどちらもいいんですよ。

なので、ちょっとイレギュラーな形で。


何回も書いていると思いますが、私は来生さんが提供された歌手の中で小堺一機さんが一番違和感なくしっくりします。

もはや小堺一機さん以外いないかもと思うくらい。

それだけ来生さんの曲はハードル高いのですが

小堺さんはうまい下手を越えてすごくいいんですよね。


来生さんの「グリサンド」については1回書いていますが、アルバム「E'trange」の中に入っています。

ジャケットも素敵で、あの蒼い背景に来生さんのシルエット最高です♥️

中でも「グリサンド」はとてもロマンチックで大好きな一曲です。


小堺さんの「アナザーデイ」の世界は

「オフィス(多分)」というとても限定された中で描かれています。

オフィスでの密かな片思い…というと「ため息春秋」があります。

あちらはとても個性的なアレンジのためか、もっと焦燥感とか悲しみのようなものが強く感じます。

「アナザーデイ」はもしかしたら恋が実るかも?と希望のある終わり方で心がポッと暖かくなる感じがします。それでいて切ない。

この切ないはきっと遥か昔に憧れの人を遠くから見つめていたぼんやりした想いが思い出されてきてキュンてなるんだろうなぁ。


そういった諸々を小堺一機さんの温かくて素朴で優しい歌声がまるっと包み込んでいます。

この包容力は歌がうまいだけでは出ない魅力だと思います。

歌がうまいだけではとかうまい下手ではなくとか書いていますが、ちゃんとうまい方です。

誤解なきよう。


この歌詞の「君」について語っている存在は誰なんでしょうか?

同じオフィスの「君」のことが好きな人なのでしょうか。

ずっと見守っている「先輩」とか「兄」とかなのでしょうか?

気になりますよねー。

聞いた人がいくつもの答えを抱くことができる素敵な歌詞だと思います。


私は何パターンかあります。

そのひとつは

「君」が飼ってい「た」犬か猫

「あの人」のことを聞かされていてお空から心配してる。

映像的にはテラス席から少し離れたところで見守っていたり…あ、オフィスは変か。

そこは万能化されてるから天井とか窓の外とかどこでも存在できるということで。

小堺さんのイメージだとやっぱり犬だな!


そして「あの人」

「背中」「肩越し」「背広」

もうこのキーワードたまらんでしょ。

「ため息春秋」のバス停へ背中を丸めて歩く「あの人」もすっごい好きなんですけど、この「あの人」も大好き💕(この、あの、ややこしいぞ)


夕暮れた頃に聞くと鼻の奥がツンツンしてぬおーってなる1曲です。ツンツンヌオー!

なんやそれ。