あぁついにこの日が来てしまった。
柚香光、れいちゃんのさよなら公演初日。
無事に初日にたどり着き、無事に終えたのは何よりも嬉しいこと。
れいちゃんがトップになってからはコロナ禍突入でほとんど完走できなかった。
今はまた幕が上がるかどうかも不安な日々。
初日が開き、こんなに喜ばしいことはない。
でもそれはれいちゃんの退団のカウントダウンが始まったということ。
開けばあっという間に千秋楽が来て、
東京公演の初日が開けばあっという間に大千秋楽が来る。
もう二度と柚香光の男役を見ることは出来なくなるのだ。
これまで40年以上数多の贔屓の退団を見送ってきた。本当にたくさん。
男役も娘役もどちらもたくさん。
退団後に女優としての舞台を観た方は2人だけ。(演目を見たくて行ったら出演しているパターンはなしで)
男役1人娘役1人
この2人はお芝居も好きだったから。
娘役は問題ない、変わりないから。
でも男役が女性の役をする姿を見るのはやはり寂しいものなのだ。
そのうち慣れるけど、現役の頃ほど盛り上がりはしない。
これまでは。これからもありそうにない。
そういうところなのだ。
束の間の一瞬一瞬の輝きを見せるところなのだ。そこでしか見せられない。
そして新しい世界で新しい輝きを身につけていくのだ、彼女たちはずっと。
この「束の間」の共有こそが醍醐味であり苦しみであり幸せなのだと思う。
儚くも消えてしまいそうなあの一瞬
私は宝塚を愛することをやめることは出来ない。
真実も大嘘もごちゃ混ぜにされても、なったとしても。
エンタメとして愛さずにはいられない。
そう思えるものがそこにあるかぎり。
どうかどうか頼む!止まらないでくれ!
れいちゃんの集大成を完走させてくれ!
今回も髪型が大好物