俺の家の話の話 | ほどほどに

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ただただ好きなこと
好きなもの日々のことを

長瀬智也さん主演
宮藤官九郎さん、クドカン脚本のドラマ
「俺の家の話」が面白い!

設定やキャラクターはクドカンらしく個性的でありそうでなさそうであるかな?って感じ(笑)

主人公の寿一は能の宗家の長男。
若い頃に家出をしてプロレスラーをしていたが父親・人間国宝観山寿三郎の介護をきっかけに家に帰り、能に介護に奮闘といったもの。

一部では介護の扱いが甘くて不快なんて声もあるようですが、介護をしている端くれの端くれの私個人の意見は、こんな感じのドラマでまでそんな介護の現実みたくないわって思います。
そりゃまぁ時々はそりゃないわーって思うこともありますよ。

例えば「介護はイベントだと思いましょう!」と励ます?シーン。
いやいや、それは無理だわー。
24時間365日修行イベントに参加したい人います!?(笑)
あと自宅で看ること大前提の話。
大きなお風呂場  自宅にいつもいる男手
などなど、現実的ではないかなと思うこともありますが、不快になんて思いません。
だってドラマだから!(笑)
そんなことを語るドラマじゃないから!
そんなことを語るドラマなら腹立つこともあるかもしれませんけどね。
でも病院ものや病気を扱うドラマも同じです。


逆に家族旅行に行くためにお医者さんを説得したり、歩けない父親を岩風呂にいれるため、シュミレーションしながら練習するところなど共感しました。
我が家も似たようなことをしたからですキョロキョロ


もううーーーーんと前
難母が4ヶ月入院して、退院時は要介護4
しかし退院後5ヶ月後にある氷川きよし明治座公演にどうしても行くと言いはるのです。
入院時のリハビリの鼻先のニンジン代わりに使っていたのが仇に!
どっちみちサボってたのに!(笑)

うちの場合は主治医が
「今さらダメって生きる意欲なくすよね」
と全面プッシュでしたが。

でもそこからは本当にロッキーのテーマがかかったかと思うような日々!
(ドラマの中でもロッキーのテーマがかかっていました照れ)

リハビリの先生たちもサポートしてくれて
「転んだ時の起こし方」(車椅子なので転ぶ可能性は低いですが万が一用です。)
「狭いトイレしかない時」(オムツはしていますができるだけトイレの方が良いので)
「ホテルのお風呂の介助」などなど姉と2人でレクチャーをうけ、練習しました笑い泣き

母は酸素を使っています。
自宅では供給機が常に動いていますが、外出時は酸素ボンベです。
一泊二日で何本も持ち歩けません。
ホテルにいる間は供給機が使えるように、
普段お世話になっている酸素の会社の方が
別の会社に頼んでくれて、部屋に着いたら機械と予備のボンベが設置済み。
帰る時もそのままにして空ボンベも置いて帰ったら良いように手配してくれました。
神!✨

リハビリの先生は休みの日に新幹線の駅まで行き、トイレの場所やサイズを計り、明治座に電話して椅子の高さや段差のサイズを聞いて同じ高さで車椅子から移動するリハビリ計画をたてて実行してくれました。天使!✨

この時の事は一生忘れることができません。
周囲の熱意と温かさに助けられたの一言です。

先週のドラマのエピソードは、その時の事をちょっと思い出しました。
西田敏行は可愛げがありますけどね!(笑)

そうまでして西日本からはるばる行きましたが
本人はなーんだ行けたじゃーん!ぐらいにしか思ってないのが腑に落ちん!プンプン


こんなことも。
ホテルではバリアフリーの部屋は2人しか泊まれず、1人だけ別の部屋に泊まりました。
母が寝たあと2人でそちらに行って話そうと入口のカードキーを抜いて出ようとしたら!!
「タダイマデンゲンガキレマシタ」
と供給機の声!
そうだ!抜いたら電源落ちるんだ!(笑)
ちなみに人工呼吸のような酸素ではないので、止まってすぐさま異変が起きるようなことはありません。
そういえばチェックインの時カードキーをもう1枚お渡ししましょうか?と言われ、要らんやろと断ったんだった!
こんな時のためか!(笑)
慌ててフロントでもう一枚もらいました。ウインク

あら、俺の家の話の話を書くつもりが
私の家の話になってしまいました笑い泣き


介護関係なくても能でエピソードを語ったり笑いどころもたくさんで楽しい🎵
クドカンはタイガー&ドラゴンでは落語の世界を書いていましたね。
今回も能楽師からクレームつかないか介護エピソードより心配(笑)
そしてなんといっても長瀬がカッコいい♥

長瀬の新しい旅立のはなむけに、クドカンチーム総動員で華やかにいいドラマを作ってる感じも良い。次回のスーパー銭湯アイドル純烈ならぬ潤沢も楽しみ(笑)
あとは、窪塚くん!出て!