9月23日『横浜リボン2017・秋』試合結果 | プロレスでハッピー!アイスリボン!!

プロレスでハッピー!アイスリボン!!

アイスリボンの試合の見どころや試合結果など、自由につっかが書いていきます♪

アイスリボン横浜大会「横浜リボン2017・秋」
2017年9月23日(土) 関内・ラジアントホール
開場16:30/開始17:00
観衆:325人(超満員札止め)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
△星いぶき(10分00秒 時間切れ引き分け)朝陽△

6月11日札幌でデビューしたいぶきと、8月27日後楽園でデビューした朝陽の同期2人の初シングル。この試合を制した方が初勝利となるだけに両者の気合が凄い。朝陽がクロスボディアタックの2連発から逆エビ固めに決めれば、いぶきは強烈なタックルから逆エビ固め、そしてクロスボディの2連発と序盤から意地の張り合いをみせる。ドロップキック、さらにコーナー2段目からのミサイルキックを仕掛けた朝陽だが、これをしのいだいぶきはコーナーからのダイビングボディアタック。最後はエビ固めの応酬、朝陽のドロップキック抑え込みに、いぶきがボディスラムで反撃したところで時間切れのゴング。試合後、朝陽は悔し泣きしながら突っかかっていくなど闘志は衰えず。

◆第2試合 

インターナショナルリボンタッグ王座決定トーナメント一回戦
タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&○宮城もち(14分14秒 エビ固め)テキーラ沙弥×&松屋うの
※メタボリックサンド
※星ハム子&宮城もち組が準決勝進出

空位になったインターナショナルリボンタッグ王座を賭けたトーナメントが開幕。一回戦4試合が行われた。次期タッグ王座挑戦者だったらぶりーぶっちゃーずがトーナメント初戦に登場。対戦相手は沙弥&うのの同期&同い年タッグ"chuの上ズッ"開始早々chuの上ズッの奇襲を受けたらぶっちゃだが、体勢を整えどっしりと構えた攻防をみせchuの上ズッの追撃を許さない。連係、タッチワークにおいてキャリア差は歴然で、chuの上ズッも必死の粘りをみせたが、最後はハム子がうのを場外でけん制する間に、もちがカウンターのもっちりバディシザースから棚からぼた餅を決めフィニッシュ。準決勝進出を果たした。

◆第3試合 

インターナショナルリボンタッグ王座決定トーナメント一回戦
タッグマッチ20分1本勝負
×弓李&尾﨑妹加(11分54秒 エビ固め)トトロさつき○&直 DATE
※フォーリング・トトロ
※トトロさつき&直DATE組が準決勝進出 
※10月9日両国KFC大会にて 準決勝は星ハム子&宮城もちvsトトロさつき&直DATE

GEKOKU娘vsトトロ&直のNovel Tornade戦は序盤からGEKOKU娘が主導権を奪い攻め込んでいくが、Novel Tornadeも粘りを見せる。直の蹴りとトトロの重量級パワーが見事に合体。特に弓李に決めたトトロのボディアタックと直のミドルキックのサンドイッチ攻撃はこの2人ならではのもの。勢いに乗ったNovel Tornadeは、体格的にハンディのある弓李を捕獲。直のバックフリップからファンタスティックトトロ、そして最後はフォーリングトトロが決まり、Novel TornadeがGEKOKU娘を逆下剋上!準決勝にコマを進めた。

<試合後のNovel Tornade >
トトロ)勝ちました!前にGEKOKU娘と試合した時は、自分が足を引っ張ってしまったので、まずは自分の力の底上げもですけど、せっかく(直と)タッグで出場出来たので、蹴りと自分のパワーの融合が出来るような技を練習しました。
直)今回は前回と違って、連係も上手くいっていたので、それが勝ちのポイントになったんじゃないかなと思います。
トトロ)(準決勝は)ハム子さんももちさんもすごく大きく、大きい4人の戦いになります。自分たちはデビューして半年もいっていなくて、キャリアもまだまだなんですけど、気合と勝ちへの執念は先輩にも負けないと思っているので絶対に勝ちたいと思います。
直)チームのタッグ名にもした"奇抜な竜巻"っていう事でNovel Tornadeってしたんですけど、その名の通り、竜巻のように今回のタッグトーナメントを私たちで勝ちを取りに行くっていう気持ちだけでも先輩に向かって行けたらと思います。
トトロ)(最後の畳み掛けは)考えてました。(直の)バックフリップがとにかく強くて、何回も食らっているから分かるんですけど、バックフリップ、2人でファンタスティックトトロ、最後は自分のフォーリングトトロで、これ決まったらスリー獲れると思っていました。 

◆第4試合 豊田真奈美ラスト横浜リボン シングルマッチ20分1本勝負
○豊田真奈美(10分44秒 ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールド)松本都× 

今回がアイスの横浜リボンに最後の参戦となる豊田真奈美は、最初で最後、松本都との一騎打ち。都独特の動きにスタートから悩まされた豊田だが、苦笑いを浮かべながらも都ペースを切り崩していく。都の持ち上がらないジャイアントスイングにはローリングクレイドルでお返しし、かかと落とし、ミサイルキック、ロープはりつけのドロップキックと豊田ムーブ全開。ムーンソルトプレスは都にかわされてしまったが、最後はジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドを決め勝利した。

試合後、リング上で伸びている都に「なんて言っていいかなあ。最初で最後のシングルマッチなんだけど、引退まですっごい忙しい。で、都と最後、引退ロードが出来ると思わなかった。私、30年プロレスやってきたけど、こんな不思議な子は初めて。でもそれは都の良いところだし、自分のスタイルを貫き通して、これからも頑張って下さい。ありがとうね。嬉しかった」とメッセージ。ここで都がマイクを要求。「豊田さん!×3、最後に×3、シングルできて、オレはとっても×3嬉しかったじぇーっ!だから豊田さん無き後も、プロレス界はオレが×3引っ張っていくじぇぇーっ」とFMWの巡業参加で大仁田厚に影響を受けたマイクを披露。これを受けて豊田は「引っ張れるものなら、引っ張ってみて。すごく楽しみにしているから」

◆第5試合 

インターナショナルリボンタッグ王座決定トーナメント一回戦
タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&○雪妃真矢(14分06秒 片エビ固め)法 DATE×&華蓮 DATE
※スノウトーンボム
※世羅りさ&雪妃真矢組が準決勝進出


8.27後楽園でのICE王座を賭けたパートナー対決を経て、タッグ王座獲りに本腰を入れるアジュール・レボリューションは、Team DATEのティーンズタッグ『ラーワニャ』と一回戦。世羅のパワーと雪妃のシャープな攻めが融合しアジュレボらしい試合運びを見せる。しかしラーワニャの10年以上同じ格闘技を学んている絆もあり、連携はばっちり決まる。噛みあった試合展開の中、その中でも雪妃は、ラーワニャの繰り出す蹴りには蹴りで応戦し、世羅とのタイトル戦で出したキャプチュードも、この日は法の蹴りをキャッチして決めるなど臨機応変なファイトを展開。最後も世羅がエアーズロックをコーナー際で決め、雪妃がスノートンボムで法からフィニッシュ。

◆第6試合

インターナショナルリボンタッグ王座決定トーナメント一回戦
タッグマッチ20分1本勝負
×藤本つかさ&中島安里紗(20分00秒 時間切れ引き分け)長崎まる子×&桃野美桜
※両チーム失格
※世羅りさ&雪妃真矢組は準決勝は不戦勝となり、 10月29日後楽園ホール大会の決勝戦に進出決定。

 



トーナメント優勝候補のベストフレンズに挑んだのは、勢いのある若手タッグのマブダチ厨二病卍卍。若い2人は序盤から積極的に動き回りべスフレのリズムを乱す。技の正確さ、2人の連係の巧さはべスフレが勝っているものの、それも勢いで凌ぐマブダチは手数で勝負に出る。予想以上のマブダチの粘りにべスフレも20分という試合時間で攻略する事が出来ず、最後は藤本がまる子をジャパニーズ・オーシャン・サイクロンSHに決めたところで試合終了のゴング。規定により両チーム失格。共に準決勝進出を逃す結果となった。

〈メイン終了後のリング上〉
まる子)あとちょっとでべスフレに勝てたのに。せっかくのタッグトーナメント、引分けってどういう事ですか?どうなるんですか?(両チーム失格のアナウンスを受けて)タッグベルト、マブダチで美桜ちゃんと巻くハズだったのに…タッグベルト敗退。ってことは10月9日の両国で世羅りさはヒマって事ですか?シングルのベルトは空いているってことですよね?まる子に挑戦させろ!(本部席付近でメインを観戦していた世羅がベルトを持ってリングに上がり)
世羅)じゃあ、ヒマになったんで、このベルト賭けて、10月9日両国KFCホール、やりましょう。ベストフレンズにここまで奮闘したまる子となら、良い試合出来るかなって思う。ただ覚悟しておいて欲しいのは、その日はマブダチいないからね。一人で試合だから、そこんとこ、よろしく。
まる子)マブダチは一緒に試合しなくても、セコンドにいれば強いから。舐めてもらっちゃ困ります。覚悟しておいて下さい。
桃野)まるちゃんベルト挑戦頑張ってね。オイくそばばあーっ!オーイ!藤本つかさ、くそばばあーっ!お前もベルト持ってんだろ?そのベルトに挑戦してあげてもいいよ。
(帰りかけていた藤本がリングに戻り)
藤本)私がチャンピオンって良く知っているね。アイスリボンの事、勉強しているんだね。えらいね~。
桃野)たまたま、さっき見ただけ。
藤本)私、トライアングルのベルトを持っているの。私とあんただけじゃ出来ないの。推薦者探しておくわ。
桃野)推薦者はこっちでもう用意しているから。
藤本)誰だよ!?
桃野)中島安里紗-っ!ベストフレンズとか言っているけど、ベルトかかったら偽物フレンズでしょ。だからお前、推薦者になって。
(エプロンに立った中島は状況が飲み込めないまま)
藤本)トライアングルの、3WAYのアイスリボンのベルト、王者・藤本つかさ対挑戦者・桃野美桜対推薦者・中島安里紗だって。どう?(と中島に打診)
桃野)ベルトかかったら、どうせ壊れるんだから。
中島)うちらの友情は絶対に壊れないよ。あんた1人で向かってくるんだったらやってやるよ。
藤本)やってやるよ。
桃野)上等だーっ!!(と大絶叫)

 

〈試合後のマブダチ厨二病卍卍〉

美桜)勝つ気しか無かったのに負けたのは想定外だったから。悔しいけど、自分たちはそこで終わるわけじゃないから、ベルトに挑戦表明したし、引分けだったけど結果的に次に繋がる事だったから、結果オーライ。半分結果オーライ。
まる子)結果ドローだったけど、運持っているよね。次ベルト空いてたし。10月9日過ぎたら、次の日から2人ベルト巻いているので。

――ICE挑戦に関しては?
まる子)前も藤本さんが持っている時は待てなくて、自分から挑戦させろって言ったんで、(挑戦は)2回目なんですけど、世羅さんとシングルはして無い方なんで、未知の相手っていうので、すごくワクワクしています。勝つ気です。負けるなんて想像出来ないです。

――桃野選手はトライアングルに挑戦。
美桜)持っているのは知っていたから、勢いで言ってみたら、なんだかんだで。そうだ。卍固め食らったけど、なんか(マブダチ厨二病に)入りたいのかなって思えてきました。羨ましいのか。まあ、こっちから願い下げだけど。だっておばさんだから。おばさんは入れません。

 

〈試合後のベストフレンズ〉

藤本)今、若手の中で最も勢いがあると感じるマブダチ厨二病卍卍。私たちもベストフレンズって名前をつけた事でいじられましたけど、向こうもそんな感じだと思うので、その名前に火をつけて成りあがっていく感じなのかなって思います。いや~桃野美桜、腹立つねえ。ちょこまかちょこまかと。
中島)ムカつく、あのクソガキ!次は桃野と出来るんで、痛い目を見せて潰したいと思います。トライアングル…私3WAYの経験もほとんど無い。この前(シードリングで)ハイスピードで(3WAYを)やったぐらいで記憶にない。
藤本)トライアングルは頭の良し悪しも関係する形式なので、安里紗みたいに直球の人はちょっと不利だと思う…。
中島)なんで、ちょっとそういう…。
藤本)でもこのベルトは、その他1人になった時点で、ベルトは無くなってしまうので、とにかく勝たなきゃいけない試合形式です。ドロドロしたアイスリボンの人間関係をこのベルトを使って暴露してやるってベルト獲ったときに言ったんですけど、逆に桃野美桜にそれをやられた感じで…。
中島)でもドロドロしてないから。
藤本)まあね。2対1で桃野美桜をぶっ倒して。
中島)つっかが防衛してくれれば良いですよ。
藤本)ほんと!?その他1人でも良いって事?じゃあ頼むよ。言ったよ。私のアシストをして私が桃野から取るようにしてくれるって事ですよ、今の発言は。
中島)そうだよ、ベストフレンズだから。

――2人がベルトを賭けて戦うのは一昨年の後楽園2連戦以来?
中島)以来ですね。
藤本)以来です!ちょっと楽しみになってきたのはベルトを賭けて対戦が何年ぶりっていうのを知って、桃野美桜をちょっとダメージを負わせて、蚊帳の外にして2人で対戦もしたいぐらいです。

 

<メイン終了後のアジュール・レボリューション〉

世羅)まさかの不戦勝で決勝進出っていう事で嬉しいけど複雑だよね。決勝進出が決まったのはすごい嬉しいです。10月29日後楽園ホールで、私たちがチャンピオンになる可能性がぐーんって上がったからね、勝つしかないでしょ。運も実力の内ってやつですか。
雪妃)これはもう獲れと神様が言っている。
世羅)自分の時代が来ているという事です。
雪妃)つぶし合ってくれましたね。
世羅)私たち、べスフレが来るだろうって予想していたんですけど、長崎まる子、桃野美桜が大奮闘だって思いました。だから10月9日もシングルベルト挑戦という事で、ここできっちり防衛して、10月29日、私が二冠になりたいと思います。
雪妃)10月29日、夜に横浜文体でOZアカデミーさんのタイトルマッチが決まっているので、尾崎さんと獲れれば、その日で二冠です。
世羅)そういう運を味方につけている気がするのでゲットしちゃおうかなって思っています。
雪妃)アジュレボで4本ベルトを持ちたいですね。

――前回の後楽園ホールのICE戦で絆を深めたことが運を引き寄せた?
世羅)たしかに、あれから始まった気もするね。雪妃はアジュレボじゃないと強くないんだよって言ったと思うんですけど、もうそんな事は言わないですし、本当に強くなったなって対戦して実感したし、組んでいても任せられる。タッチするのもためらいなく、雪妃が決めるか?大丈夫、大丈夫っていう思いしかないです。本当に信じているので。ここまで来たら、アジュレボがチャンピオンにならずして誰がなるんだって思う。

――今日の対戦相手に関してはどうですか?
雪妃)キャリアは短いんだけど、やっぱり強いですよね、下地がある人たちっていうのは。すごい対応が早いし。
世羅)でも目には目を、蹴りには蹴りをってちょっと思った。蹴り選手だから分かる事があるじゃない。私は蹴らないから分からないんです。でも(雪妃は相手が)この角度だったらハイキックだって分かるでしょ?だから蹴りには蹴りをっていうのは大成功だったなと思います。
雪妃)自分も蹴る側で、蹴る選手とアイスリボンで対戦する機会って無かったから、私は蹴る選手相手にしたいと思っていた事が、DATEが入って来た事で解放出来ているんです。対戦する時に、これ。私やろうと思っていたやつっていうのがあって、私はあまり怖く無いです。私よりも蹴りが強かろうと早かろうと、プロレスの技で切り返せるっていう自信があって、だから今日は勝てて良かったです。危なかったですけど。

――まる子とのタイトル戦に向けては?
世羅)対角線にいるまる子をあんまり恐怖に思った事は無いです。負けるって思ったことが無いです。というのも、まる子って対戦相手の目を見なくて、ずっと下を向いているんですよね。くせなのかなあ。目を見ないから何も恐怖じゃないです。下向いているヤツに負ける気しないですし、プロレスって顔を上げる大切さってあるじゃないですか。それも彼女は、まだ備わってない。相手の目を見る大切さって分かってないって思うので、今日はべスフレ相手に大奮闘していたので、タイトル挑戦を認めましたけど、負ける気は一切しないです。