
1. 目的
今日からシルバーウィーク
子供たちも部活に忙しく…
連休は暇でしかたない
………
すこし前のこと タイトルの歌がフッと頭に浮かんだ
なんの気なしに思いついたのに 頭の中を歌がグルグル
ん? よく考えるとものすごい歌詞だよな…
もしかしたら歌から新たな発見を覗き見ることが出来るかもしれない… という暇つぶし
2. 対象と方法
対象;『ウエディング・ベル』 唄 シュガー・作詞曲 古田喜昭 1981年(昭和56年)
方法;この歌詞の登場人物の心情、その場に至る背景を推測する
シュガーはミキ(ボーカル)・クミ(ギター)・モーリ(ベース)の女性3人組のユニットで、このウエディング・ベルがデビュー曲である。
3. 考察
(1)オープニング
~・~・~・~・~・~・~・~・
ウエディング・ベル からかわないでよ
ウエディング・ベル 本気だったのよ
ウエディング・ベル ウエディング・ベル
オルガンの音が静かに流れて (はじまる はじまる)
お嫁さんが私の横をすぎる (ドレスがキレイ)
この人ねあなたの愛した人は (初めて見たわ)
私の方がちょっとキレイみたい (ずっとずっとキレイ)
~・~・~・~・~・~・~・~・
上記がウエディング・ベルの冒頭である
荘厳な鐘の鳴る中 出だしの 『ウエディングベェェェェル~』
当然ここでは『オッ 幸せな結婚式の歌だな』と思うのが正常な思考というものだろう しかし
本気だったのよっ からかわないでっ
どうであろうか 続く言葉が『幸せ』とは程遠い破壊力
野次馬根性がありあまる世の80%はここで一気にこの曲に引き込まれてしまうのである
「おっ!なんだ?どうした!」「面白くなりそうだ」 少し年配の方なら「(映画)卒業みてぇじゃないかぁ」などなどと
静かに流れるオルガンの曲の中、お嫁さんが「私」の横を過ぎていく…
ここで、この曲の主人公の「私」が結婚式のヒロインではないことがわかる
では、「私」とは何者なのか 親族なのか友人なのか
お嫁さんが横を過ぎるということは「私」は着席をしているようだ ならば司祭やブーケ持ちではないだろ
この人ねあなたの愛した人は…
「私」はお嫁さんと初対面であることがここで判明
では新郎側の親族? いや親族ならば事前の紹介があるはず ならば新郎の友人か? それならば初対面もうなずける
私の方がちょっとキレイみたい…
人生最大のといってもよい結婚式 その主役の花嫁はこれ以上ないほどに着飾っている
それを「私」の方がキレイとは 女性心理の末恐ろしさを感じる…(笑)
少し順序が入れ替わってしまったが、歌詞の中の(カッコ)内はシュガーのコーラスが歌う歌詞である。
このコーラスも『ずっとずっと私の方がキレイ』だの『ドレスがキレイ(着ているものは良いのねフンッ)』と、なかなか辛辣で面白い
(2)Aメロ
~・~・~・~・~・~・~・~・
そうよ あなたと腕を組んで 祭壇に
上がる夢を見ていた私を
なぜなの 教会の一番後ろの席に
ひとりぼっちで座らせておいて
二人の幸せ見せるなんて
ひとこと 言ってもいいかな くたばっちまえ アーメン
~・~・~・~・~・~・~・~・
さて、曲のオープニングで結婚式に参列する新郎方の「私」の歌であることが読み取れる
そして、その「私」が何者なのかがこのAメロで判明する それも衝撃的な事実とともに
主人公「私」は「あなた」(当然、結婚式のもう一人の主役 新郎であろう)と腕を組み、この祭壇に上がることを夢見ていた
もちろん、新婦をエスコートする新婦父のようにではなく これから契りを交わす二人として
それなのに
なによっなによぉぉぉ
こんな一番後ろの席にポツンと
キーッ
もう知らないっ となって当然である
しかし、ここでよく考察する必要がある
それは「私」と「あなた」との関係性がどのようなものなのか?
元恋人であるか、二股をかけられた現在進行形なのか? はたまた「私」の一人よがりのストーカー行為なのか…
それを探る手立てとして、「私」がこの結婚式に招待をされていたのかを解明する必要がある。
つまり、男女間の関係であれば(特に二股現在進行形であれば)結婚式に招待されるであろうか? 否である
とすると、どこかで式の情報を聞きつけたストーカーな「私」が一人乗り込んでいると考えるのが本筋ではないだろうか
勘のいい方ならもうお分かりであろう、この「私」がストーカーであるとすると、今までの歌詞もすべて辻褄が合ってくるのである…
新婦と初対面であること、新郎側の人間でありながら新婦に対し攻撃的である、一番後ろに一人でいる などなど
「あなた」に恋心を寄せる「私」
その恋はいつしか一方的な感情となり 叶わぬ想いは独特の世界感の中で育まれる…
噂に聞いた「あなた」の結婚式
そこで目の当たりにした現実の世界
4. 結論
見上げれば透き通るように澄んだ青空に浮かぶ教会の鐘
そして祝福の笑顔と拍手で迎える来客たち
…でも …その主人公は「私」ではなく「この人」
ここまでの考察により、この名曲『ウエディング・ベル』はストーカーの想いを軽快なメロディーと透き通るようなコーラスで
歌い上げているという事実にたどりつくことが出来るのだ
そして、この曲の一番のフレーズであるあのひと言
『くたばっちまえ アーメン』
やはり昭和の代表曲である
本来ならばBメロ、Cメロとさらに検証を続ける必要があるが、
このブログの文字の関係でここでこの考察を終わらなければならない
ただ、これ以上掘り下げて何が出てこようか…
一人の男性に恋い焦がれた女性の想いを見事に歌い上げたシュガーにスタンディングオベーションで応えてこの考察を終わりたいと思う…
ウエディング・ベル… 歌いたい… カラオケ行って来る
YOUTUBEより…
ウエディング・ベル