サッカー巡礼 | 孤独の発明

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サッカーについて、今日はしみじみ読めばしみじみと、書いてみます。

深い内容ではないので、マカロンみたいな軽いのりで、読んでいただけたらと思います。

世界におけるサッカーの位置づけは、とんでもないことになっております。

アメリカ、日本、オーストラリア、インド等を除くと、最もポピュラーなスポーツであるとされています。

ミッキーマウスよりも上を行くのではないでしょうか。

各国にサッカーリーグがあり、日本はJリーグですね。

フェロー諸島にすらあるのです。フェロー諸島プレミアリーグと言います。

人口4万8千人の国ですから、ほぼ全員がどこかのチームに所属しているに違いありません。

それを言ったら、F1で有名なサンマリノにもカンピオナート・サンマリネーゼというサラダみたいなリーグがあります。

人口3万人ですよ? というか面積61k㎡に15ものチームがあるって、もう近所対抗戦みたいです。

若い頃にヨーロッパをぶらりぶらりとしていたことがあるのですが、どこへ行っても冗談のように美しい街並みなわけですが、それ以上にフットボールが溢れていることに衝撃を受けました。

テラスでビールを飲みながらサッカー観戦。

バールに入ってもテレビではサッカー中継。

文句を言っている人もいればじーっと蝋人形のように見ている人が、もう若者から老人まで。揺りかごから墓場まで。これでもかといるわけです。

南米は行ったことがないのですが、メキシコでもサッカーが根付いていました。

ちょうどそのときは南米選手権が開催されていて、日本代表が初めて招待国として参加したのでした。

泊まったホテル客の大半はアメリカ人でした。

ホテルのレストランではメキシコ対アメリカが放映されていて、しかし従業員たちはアメリカがチャンスを作るたびに拍手をするのです。

これはちょっと可哀想になりました。メキシコ人なのに自分の国を応援できないなんてなあと。

これがイタリア人だったら、例え従業員であってもイタリアを応援すると思います。

ヨーロッパサッカーしか観ないとか、プレミアを観たらJリーグなんて観てられないという人もいるでしょう。

フォーメーションや戦術について自説を述べるのも楽しみ方のひとつでしょう。
ディフェンスラインの統率に注目したり、中盤のパスワークに酔いしれたり、まあ楽しみ方は人それぞれです。

ただわたしが思うのは、様々なチャレンジを行い、ゴールのなかにボールを入れるというのがサッカーです。

町田ゼルビアというチームが今年からJ2で戦っています。以前、まだこのチームがJFLに所属していた頃に、観にいってみました。

正直、レベルの低いサッカーなんだろうなあと蔑んでいましたが、勝利のために戦う選手たちの姿は、JFLでもJ1でもチャンピオンズリーグでも、同じじゃないのかなと、そう思いました。

先日チャンピオンズリーグ決勝がありました。

パススピードは恐ろしく速く、全員が磁石のようにボールを止めるし、凄まじいタイミングでシュートをブロックするし、守備が攻撃に転じる速度がもうついていけないほど速いわけです。

確かにハイレベルな試合でした。

でも、どんなサッカーにも面白さはあるのだと、例えば近所の校庭でやっている少年サッカーを観ていても、十分に楽しいものです。

もっと日本にもサッカーが根付き、自分の町のチームを、それがたとえ2部でも4部でも、当たり前のように応援できる文化が生まれたらいいなと、そう思います。