TODAY'S
 
調理師になりたくて

 

名古屋の調理師専門学校に通い始めると

更に更に世界が広がりました。



色んな県から生徒が集まるので

育った環境も違う

価値観も違う

「色んな人がいるんだー」

と驚いた記憶



和洋中・製菓の授業と調理実習

マナーや栄養学

フランス研修

海外の星付きレストランや

有名ホテルやレストランで働かれた先生から

現場での様子を教わった2年間。



1番覚えてる先生の言葉は、

ブルーチーズを食べた時にみんなが

「臭い〜」と笑った時

厳しい顔で言われた言葉。



「伝統も文化も知らない

未熟な君達は

無知だと自覚をして

恥じらいを持ちなさい」



食べ物を通して

世界の歴史や背景を教えてくれる先生は

毎朝4時起きで学び続けてみえました。

無知である事は恥なんだと。

何歳になっても

学び続ける謙虚な姿勢を

学びました。



楽しかったのは

中華のテストで鳥の唐揚げを作るテスト



唐揚げったって

鳥を捌くところからスタートなんです。

一人暮らしの子の家にお邪魔して

丸ごと1羽の鳥(毛はない状態)を

何羽か買って



捌く、切る、唐揚げにする、盛り付け

の練習を黙々と数人で行う。

確か15分以内の完成で合格💮

本物の鶏ガラが狭いシンクに

山盛りになる...

なかなかのシュールな放課後



オムレツのテストの時は

卵何パックも買って練習

一人暮らし用の小さなガスコンロで

順番にオムレツ作り

「誰が食べるんだよー」

って言いながら

1回3個使用のボリュームあるオムレツを

くるくるくるくる

こちらも山盛り

楽しい思い出ですニコニコ



この頃から放課後

フレンチレストランにアルバイトへ。

キッチンは特に厳しくて

すぐに人が辞めてしまうレストラン。



家から乗り継ぎを重ねて

1時間半かけて専門学校へ

専門学校からアルバイト先へは1時間

帰宅するには1時間半

移動距離は何キロだろう?

とにかく毎日ヘトヘトで

電車の中はずっと寝てました。



それでも、

そのお店で働きたかった理由がありました。

私が夢中になって

行くのが楽しみで楽しみで

仕方なかった理由。



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