フェズで朝イチに訪れたのは陶器工房🚌
職人さんが足で回転台をクルクル回しながら、手で器を成形していました。
中庭もある広い工房の敷地
模様はすべて自分のイマジネーションから創り出すと言ってました。
左側はアラベスク模様※といって、植物が描かれているのが特徴で、右側のひし形が連なってるようなのがベルベル模様※だそう。
お土産売り場には、所狭しとたくさんの陶器が並んでいました。
割れ物のお土産は心配になりますが、梱包は割れないように緩衝材でぐるぐる巻きにしてくれて、ハンドボールくらいの大きさで渡してくれます。
私のは、ハンドボール2個にまとめてくれました。
中庭では、また可愛らしい子がこんなとこに🪴
それから世界一の迷宮都市と言われるフェズの旧市街(メディナ)へ向かいました。
メディナの入り口、ブー・ジュルード門
こちらは門の反対側
壁に貼られているのは道標的なものかな
肉屋の隣で食事中の猫ちゃん おこぼれをもらえたみたいです。
最初に訪れたのはブー・イナニア神学校
1357年完成のフェズで1番大きなイスラム教の神学校です。
2階は学生たちの寄宿舎だったそう。
壁の彫刻のすごいこと!
マリーン朝建築※の傑作のうちの一つだそうです。
床は大理石
中庭から見えるミナレット
中庭の中央には、今はもう使われていない水時計、または祈りの前にに学生達が体を清めていた噴水とも言われているけどどっちなんだろ?
想像以上に素晴らしかった神学校を後にし、次の目的地に向けメディナの迷路へ戻ります。
色鮮やかで綺麗な絨毯
ここは売春宿の跡地だそう
趣ある通り
ふいに前を歩いてた旅仲間が撮ってくれました。
壁にこんな絵もありました。
いろんな道を通ってどんどん進みます。
フェズのメディナは世界一複雑な迷路※ということで、今回私たちがはぐれないように迷路用ガイドさんが一人派遣されて、列の一番後ろについてきてくれていました。
この写真では私の前にいますね
たまに私が一番後ろで歩いてた模様
ある建物の入り口でミントの葉を渡され、階段を上った先には…
昔テレビで見たような景色が広がっていました。
これです!
タンネリ(革なめし職人地区)です。
大きくて丸い染め色桶がいくつも並んでいて、その中に人が入って作業しています。
中世から変わらない昔ながらの染色方法が今も続いているんですね。
なかなか強烈な匂いがしますが、ミント🌱をかいでれば大丈夫でした。
それから皆集められ、日本語ペラペラな店員さんによる実演販売が始まりました。
一番高級な革はラクダと言ってたかな。ラクダの革は軽くて丈夫でしかも燃えないそう。すごいですね🐪
私は念願のバブーシュを購入
一目惚れしたこの室内履き用バブーシュは自分用に
お土産で同じ模様の薄いピンクのバブーシュも購入 確か2足で330DHS(5280円)でした。
ここではポーチも4個 200DHS(3200円)で買って、お土産問題が少し解消されてホッとしました。
添乗員さんによると、伝統工芸品はフェズで買うのが良いそう。
この店ではジュラバなども着せてもらい、タンネリを後にしました。
次はカラウィンモスクへ向かいます。
こちらがカラウィンモスク✨中へ入れないので入り口だけの見学でした。
ちょっと右側と、
左側をのぞいてみました。門番さんが物陰に座っているので控えめに撮影しました。
いつもはもっと人でごった返していて、こんな風に人がいない中写真が撮れるのは珍しいし、ラッキーだと添乗員さんから言われました。
長くなったので次回へ続きます。
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※フェズのメディナ(旧市街): 外敵を阻むためにわざと迷路にしたそう
※アラベスク模様 : モスクなどイスラム建築に見られる模様でもある
※ベルベル人 : モロッコ人の4割近くを占めると言われている
※マリーン朝 : ベルベル人が建国したモロッコのイスラム王朝で1196年〜1472年まで続いた