ゴゾ大聖堂を見学した後は、チタデルを上っていきました。


途中、こんな素敵なお店もありました。


このチタデルはゴゾ島のほぼ中心に位置し、しかも高台にあるので一番上からはゴゾ島全体を見渡すことができます。

ここにもフォトジェニックな猫ちゃん🐱


実はこの猫ちゃん、景色からもわかると思いますが、かなり高い塀の上を歩いてるんです。猫ってすごい😵


ゴゾ島は静かで平和な島という印象ですが、とても悲しい歴史があるんです。


1551年、オスマン帝国(または海賊とも言われている)によりゴゾ島の住民約6000人が奴隷として連れ去られてしまうという大事件が起きました。


当時の住民は9000人ほどだったそうで、島の大多数の人たちが連れ去られたことになります。 


残されたのは老人や病人、そしてうまく隠れることができた人たちだったようです。


その後、住民たちを守るため聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)がこのチタデル(大城塞)を造り、住民たちは夜になるとチタデルの中で過ごしていたそうです。

その後もゴゾ島は海賊たちに繰り返し襲われては、身代金目当てでお金持ちが誘拐されることが多かったとか。


同じ島国に住む人間として、考えてしまうものがあります…


昼食の前菜でいただいたゴゾチーズのサラダ@Seashell Restaurant

ゴゾ島ではチーズも名産物の一つで、ゴゾチーズの原料は羊乳か山羊乳だそう。素朴で優しい味でした。

食後に頼んだカプチーノがとても美味しかったので、日本に帰ってからもカプチーノを頼むようになりましたが、今のところこのお店で飲んだのが一番美味しかったです。


食後、近くにあるシュレンディビーチへ🚶‍♂️何やら洞窟らしきものがありました。


近くでは鴨がたくさん泳いでました🦆


それから奇跡の教会と言われるタピーヌ教会へ🚍

奇跡の教会と言われる所以は、こんな言い伝えがあるからです。(ガイドさん談)

1833年に教会の近くを通った農婦カルメンが、マリア様の声を聞き、彼女はこれから病気になるが、祈れば1年後に治ると告げられる。

こちらがカルメンさんの像

しばらくしてカルメンは病気になるが、お告げ通り祈ったところ本当に治ってしまった。


それからこの教会で祈れば病が治るという噂が広まり、実際に病が治ったという報告もいくつも寄せられているという。
また、この教会をかつて壊そうとした時、工事に当たった人が怪我をしてしまったため、結局壊すことなく今に至っているという話もあります。

ローマ法王も訪れたことのあるこの教会

何か不思議な力でもあるのでしょうか。


願いを書いた紙と心ばかりの寄付を置いてきました。

優しい白色が本当に美しくて、心が洗われる気がしました。


帰りにホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する「カリプソの洞窟」のモデルなった洞窟を見に行きました。

主人公オデュッセウスは7年もの間、妖精カリプソにこんなとこに閉じ込められてたんですね。(入り口を石が塞いでいるため、今は中に入れなくなっています。)


この洞窟がある丘から見下ろすラムラビーチが綺麗でした。明るい砂の色が印象的です。

それからまたフェリーに乗ってマルタに帰りました🛳


こちらはホテルに帰るバスから撮った写真


夜は暖炉が素敵なレストランで🍽

トマト風味のラビオリがとても美味しかった。

メインはマルタの伝統料理のうさぎの肉を煮込んだものと魚料理が選べて、私は魚(鯛だったかな)にしました。

同じツアーに参加しているマダムが、ご自分のうさぎ料理のお皿を差し出し、私に何度もうさぎ肉の味見を促されましたが、大丈夫です😅と断固拒否。


骨つきだって言うし、昔飼ってたこともあるのでどうしても無理でした。


食後のアップルパイ。マルタはいつも食後に何かしらのケーキが出てきました。

日本と違って、頼まないとコーヒーや紅茶が一緒についてこないことをようやくこの辺りで学んだところ✍️


とても寒い一日だったので、バスタブにお湯をためて入るお風呂が、この日は本当に幸せに感じました🛁