ヤバい方のパプリカ
タイトルが「じゃないほう芸人」みたいですね。「パプリカ」には、ヤバい方とヤバくない方があります。2018~2019年、「パプリカ」という曲をFoorinが歌って踊って大ヒット。2020年、作詞作曲をした米津玄師さんが「パプリカ」セルフカバー。アルバムが大ヒットしました。「パプリカ」が流行っていると聞いた時、あの「パプリカ」が…!?と思ったら違いました。さらに今年、書店で「ヤバい方のパプリカ」の帯を見た時、「たしかに(笑)」とうなずきました。同じ人もいたようで胸熱。『帯で衝動買いは初めて』 とある本の「キャッチコピー」に吹いた! | BUZZmag壮絶に安西竜Ⅰ(@Ryuichi_lotus)さんは、とある本の『オビ』に心を奪われてしまったそう ・ ・ ・ 今日買った本。帯で衝動買いしたのは初めてかもしれん。 pic.twitter.com/a...buzzmag.jpパプリカ [DVD]Amazon(アマゾン)2,712〜8,405円ヤバい方映画版のキャッチコピーは「夢が、犯されていく――。」すごくよく表している言葉です。以下、個人の感想が主なので差し支えないと考えていますが、一切ネタバレされたくない方はご注意ください。※ ネタバレ注意DVDパッケージにも書かれる程度のあらすじです。医療研究所に勤める千葉敦子は「DCミニ」という機械を装着し 眠ることで「パプリカ」という少女に変身し、 他人の夢の中に入り精神治療を行います。 ある時DCミニが何者かに盗まれてしまい、 奇怪な夢が現実を脅かしていき…。夢って潜在意識とか、もう一人の自分とかを映し出していると聞いたことがあります。DCミニで他人の夢の中に入れるのは面白そうですが、治療となると話は別。入り込まれる側は、自分の存在が脅かされることもあり怖いです。また、入ろうとする夢が恐怖に支配されたものだと知っていたら、セラピストの立場でも入るのは躊躇しそうです。現実で嫌なことがあって、嫌な夢を見ることもあるのと同様、夢の中の自分が現実の自分に強く働きかけることで現実の自分が変わることもあるでしょう。夢や睡眠が潜在意識との交信タイムなのであれば、夢や睡眠は大事な作業なのでしょうが、パプリカに変身する時の敦子は他人の夢の中。自分の夢を見ることができません。視聴は2~3ぶり3回目。パプリカに治療を受けている粉川刑事のエピソードから新たな発見ができたように思います。一つ目は、治療はセラピストが行うけど回復は患者自身の力にゆだねられること。現実の治療も同じですね。二つ目は、現実(実際に起きていること)とストーリー(自分の判断、意味づけ)は別ものだという考え方。見るタイミングによっても解釈がいろいろできるのが面白いです。平沢進さんの音楽と劇中のパレードのシーンはゾクゾクしますし今敏監督と平沢進さんの音声解説は笑えます。※ ネタバレここまで。そういえば米津玄師さんは平沢進さんに影響を受けたそうです。もしや夢で「パプリカ」と繋がってたりして。今敏監督が46歳の若さで亡くなってから、今年で10年の節目。書店で「ヤバい方のパプリカ」の帯に出会ったこともあり、今年のうちに記事にしたいと思っていたのですがなかなか書けずにいました。記事のために映画を観るなんて本末転倒っぽいですが、口実がないと延々と引き伸ばしてしまうのでDVD見てよかったです。筒井康隆さんの原作は未読。今度読んでみます。みなさんの初夢がいい夢でありますように。パプリカ (新潮文庫)Amazon(アマゾン)737円お読みくださりありがとうございました。