『世界は救えないけど豚の角煮は作れる』
タイトルは、にゃんたこさんというYouTuberの著書から。誰にでも何かできることはあって、また、「世界は救えないけど」という条件を付けるとちっぽけに思える自分の力でも役に立つのかと思えてきます。直接何かできるわけではないけど、祈ることはできる。いまはそんな感じです。2019年3月深夜、偶然彼女の動画と出会いました。動画の一部分+文字がバーン!とあるだけの私好みのサムネイル。顔出しなしの女性によるお世辞にも‟映える”とはいえない料理シーン。そこに豊かな表現力で、汚めだったり中二病っぽい言葉、面白おかしくもあり深く考えさせられる言葉が画面を埋めつくします。出来上がった料理を食べ、泡のこぼれたビールだの、ストロングゼロだのを盛大に飲む。料理やお酒を口に入れたであろう後に犬を撫でながら無言でサムズアップするシーンで妙にグッと来てしまい、私もつられてハイボールを飲み、気づけば泣いていました。ハイボールを飲ませるサブリミナル動画なのかもしれません。孤独でもないし、特別困っていることはなかった当時。引っ越しの手続きはめんどくさいし、夜勤は心身ともにしんどくなってきたし、この先キャリアのことも考えたり、若干おセンチだったのは確か。そんな夜に、なんかよくわからないけど救われました。小さな幸せや当たり前だと思っていることはもっともっとドラマチックなのかもしれません。そんなことに気づかせてくれる本です。世界は救えなくても、豚の角煮を作ることでにゃんたこさんは自分を救っているし、そのにゃんたこさんは私や誰かを救っています。こういう連鎖はきっと世界を救うんです。できることは少ないながら、祈るということは私にもできることなので、祈ります。■グッときた動画ここで紹介されている映画『レナードの朝』、私は未視聴ですが見たくなりました。「レナードの朝」あらすじとレビューは4:46~です。人間賛歌トマトリゾット世界中の時計を壊してまわりてぇ。夜に眠って、朝に起きなきゃだなんて、いったい誰が決めたんだ?夕焼けが朝焼けになる世界だって、きっと素敵な世界だ。嗚呼あと何回時計の針が回れば、私は大人になれるんだろう。窮屈な毎日、受け入れられない自分勝手、手に余る欲求。でも欲しいもの全部手に入ったら、それはそれは空っぽな人生になる...youtu.be■『世界は救えないけど豚の角煮は作れる』 「でかいテレビがもたらす恩恵について」 「つゆだく納豆的幸福論」 「堂々と逃げ道を歩くこと」 が好きです。世界は救えないけど豚の角煮は作れるAmazon(アマゾン)1,188円お読みくださりありがとうございました。