父親が亡くなった時…
僕はパワハラ絶頂期でした。
公共事業担当の僕にとって、世の中はあまりの不況で、結果も思うように出せない。
数年付き合っていた彼女とも破局し、最悪な事がなだれ込むように起きました。
それでも…
勿論父の死に対し悲しさはあったけど、ワガママで暴れん坊の父親の呪縛から解放された感は正直あった。
そして、これからもっと母を守らなきゃって思いが強くなり、悲しさより頑張らなきゃって気持の方が強かったと記憶してます。
現に、一度も涙は流してないです。
あれから17年経ち、今回母を亡くして…
当時とは違い、会社ではそこそこのポジションに就いて自由も利くし、給料も当時の3倍以上あり、生活にも余裕がある。
周りにも慕ってくれる仲間、後輩、女友達、そして彼女までいる!
凄く恵まれてる環境である。
にも関わらず、悲しみは当時とは比べられないくらい大きい!
自分で言うのも何ですが、僕くらい色々な面で恵まれてる人ってあまりいないんじゃないかと思うくらい、優遇された生活を送ることができている。
そう思うと…
神様っているのかな?
父親が亡くなった時の状況で、母を失っていたら、全てが嫌になり、最悪な行動を取っていたかもしれません。
神様が僕に、充分な生活環境を整えてくれてから母を旅立たせてくれたのかな?
そんな風に思います。
そんな中…
今回の件で、色々な事が見えてきました。
一番大きいのは彼女の件。
僕が結婚をしない理由は、結構複雑で、ここで簡単には書けないのですが、交際している彼女にはしっかりと責任持って付き合ってるつもり!
彼女は15歳も年下で、容姿だけ見れば、僕にはもったいない彼女だ!
しかし…
彼女はバツイチで子供がいる。
我が子が第一優先なのは当たり前!
そうでなきゃおかしいし、子供をほっぽらかしで僕と会ってたら軽蔑もする。
でも…
今回、自分でも情けないのですが、母を亡くし人生最大の失望を味わった。
甘えもあるけど、特に辛い時こそ僕にガッツリ寄り添って欲しかった。
勿論ある程度は寄り添ってくれたのだが、子供の体調不良などもあり、一番辛かった時に電話に出てくれなかったり、抱きしめていたいと思う時に会えなかったり…
ギブアンドテイクじゃないけど、僕は彼女が大変な時に自分の時間を割いてでも力になったし、寄り添ったつもりだ!
そんなのもあり、彼女に対し『なんだかなぁ?』って気持が正直湧いてきている。
付き合って3年なのだが、向こうから告ってきただけに、僕を第一に考えてくれるものと勝手に思ってしまっていたので、ちょっとガッカリ感が否めません。
しかし、捨てる神あれば拾う神ありで…
普段連るんでいる飲み仲間は、本当に温かい優しさをくれた。
『辛い時は、いつでも連絡くれ!』と言ってくれた。
とは言っても、申し訳ないし、こっちからしょっちゅうは連絡出来ない。
そんな僕を気遣って、向こうから頻繁に誘ってくれました。
涙が出るくらい優しい奴らです。
そしてワインバーのAさん・Bさん
本当に優しくしてくれました。
怒ると怖いけど、今回憔悴しきった僕を包み込むように優しくしてくれました。
香典も直ぐに包んでくれて…
家族葬だったので、葬儀には呼べなかったけど、終わったらすぐに家に来てくれて線香をあげてくれた。
香典貰ってるのに、お花や果物まで持ってきてくれた。
やはり涙が出るほど嬉しかった。
そんな時、何気にBさんから貰った香典袋を眺めていたら…
母の名前の末字とBさんの名前の末字が一緒だって事に気付いた。
なかなか使わない字なので、珍しいなぁ…なんて思ってたのだが、考えると母とBさんはいくつも共通点がある。
・池波正太郎の小説が大好きな事。
・鬼平犯科帳の大ファンな事
・酢の物が好きな事
・数の子が大好物な事
・寿司はイカがすきな事
・貝が好きな事
・身体が細身な事
・日焼けが苦手な事
細かいことはまだまだあるけど、書き綴ったらきりがないくらい共通点がある。
そんな事を考えていたら、Bさんが気になってたまらなくなった。
凄く美人なBさんなので、僕なんかが惚れた腫れたの言ったところで何も始まりませんが、とにかく気になる。
逆に、母が救急車で3度運ばれた事があったのですが、3度全て彼女とホテルにいる時に電話が掛かってきて搬送された。
これは、母が『あの女はヤメとけ!』って言ってるような気がしてならない。
彼女と母は何度も会っていて、『可愛くて良い娘だね!』なんて言ってたけど、もう母はボケてたので、彼女の闇を見抜けなかったのかも?
そんな事を考えていたら、彼女への愛が冷めてきた。
そして、とにかくBさんが気になって仕方ない。
今すぐ彼女と別れてどうのとかはないけど…
とりあえずこれからBさんの誕生日プレゼント買いに行ってきます!