これで自由に遊べる!!(笑)
とは言っても、当時俺らは普通の高校生で、ルアーフィッシングだけでなく、バンドに興味があれば、当時の流行ってたビリヤードにもハマったし、年がら年中釣りしてる訳ではない。
でも…
やはり夏はバス釣りだ!
俺らの中でバス釣りは、ほぼ7月8月限定の遊びだった。
そんな7月のある日…
ちょうど期末テストが終わって、夏休みまで毎日半日だけの登校って時期。
友達2人が、戸田ボートに餌釣りに行ったのだが…
ミミズを餌にして、釣っていたらしいが…
なんと、玉浮きにバスがバイトしてきたとの事!!
って事はだ!
もう完全にルアーで釣れるシーズンだ!
そして、翌日。
俺も同行して、ルアーで戸田ボートに挑む。
今だから、もう時効なので書けるけど…
戸田ボートには、オリンピックの競技でもあるオールで漕ぐボート場と、公営ギャンブルの競艇場と別れている!
釣りができるのはボート場の方だけど、俺らは競艇場の方で釣りをした!
当然釣り禁止なのだが、競艇が終わった夕方に、フェンスをよじ登って浸入し、釣りをした!!
今じゃ絶対NGな行為だけど、当時は結構ユルユルで、見つかっても特に怒られる事もなかった。
※(注意)詳しくは知らないけど、今は戸田ボート全体が釣り禁止らしいです!!
何故競艇場を攻めるかと言うと、受験中に釣りに行ってた友達が良い釣りをしたからだ!
夕方3人で、競艇場に浸入し、釣り始める。
俺が釣り禁してた受験中に釣りまくってたA君からレクチャーを受ける。
何やら、緑やオレンジのチャート系のタイニールアー(クランクベイト)を、ど真ん中あたりまで遠投して、ゆっ~くり巻いてくると釣れる!との事。
今まで、適当に巻いてた時の半分くらいのスピードで巻くのが肝との事。
そんなレクチャーを受け、早速開始!
すると友達A君がすぐにヒット!!
『ほらね!』っと、当たり前のように釣ったバスを見せてきた!
俺はビビりまくり!
あの幻とも言われた戸田ボートのバスを、いとも簡単に釣り上げ、当たり前のような涼しい顔をしてやがる!
凄い衝撃でしたが、本当に釣れるって事が分かった!
俄然やる気がでる!
すると、友達B君もヒット!
凄げぇ!
あとは俺が釣るだけだが…
………………(^_^;)
…………(´Д`)
……(>_<)
釣れねぇ…
何が原因なのか自分なりに分析すると…
当時、友達二人は割と裕福で、結構まともなベイトタックルを持ってたが、金の無い俺は友人のお古を安く譲ってもらった、半分ぶっ壊れてるベイトタックル。
友達二人のタックルだと、楽にまん中あたりまでキャストできるが、俺の壊れかけたリールだと、二人の2/3くらいの飛距離が精いっぱいだ。
そして、ルアー!
俺は、手持ちアイテムが少なく、良さ気なのを持ってなかった。
それでも、ボロリールと少ない手持ちルアーで頑張るも、サッパリ。
友達二人は、2匹目、3匹目と釣り上げて行く。
仕舞いには、友達A君が6匹、B君は5匹、俺は0匹。
そこまで差がついた。
その時思った。
『俺、完全にルアー釣りは向いてねぇんだな… もうこの趣味はヤメよう。』
そんなヘコんだ俺を見たB君が、気の毒に思ったのか…
『これ貸してあげるから使ってみ!』
貸してくれたのは、黒金のシャッドラップラパラだ!!
A君も、『俺も今までシャッドラップで何匹も釣ってるよ!』
B君の好意に甘え、借りる事にした。
※切られたり、根掛かりしたら弁償って条件付きだ(笑)
でも…
どうせ俺には釣れねぇんだろうな…ってネガティブな気持ちだった。
そして…
日も暮れてきて、そろそろタイムアップかなって時だ。
どうせ飛距離が出ないから、岸沿いに平行にシャッドラップを投げた時…
今まで散々釣ってきた、ゴミの重さとは違う、生命感ある重さ…
表現すると、『グクググンッ!』
んっ?
あれ??
これ、絶対魚が掛かってる!!!
全身が震えてるのが、自分でもわかる。
慎重に!なんて悠長な事考えられず、無我夢中でリールを巻く!
上がってきたのは、夢にまで見た戸田ボートのバスだ!
サイズは23㌢と小振りだったが…
しっかり親指を口に入れランディング!!
バスを持つ手の震えが止まらねぇ…
そして、冷静さを取り戻した時、ジワジワと悦びを感じ始め…
バスを持ち上げ、声の届く距離にいたB君に、『釣れたぁ~!』っと大声で報告!
B君は、『小さ過ぎて見えねぇよ!(笑)』
あまり喜んでるのもカッコ悪いので、平然を装いリリース(笑)
結局、A君6匹・B君5匹で、俺は1匹だったが、俺にとっては物凄い価値ある1匹だった!
家に帰っても、興奮は冷め止まず、朝まで『月刊タックルボックス』や『BBプレス』を読みあかしたのは忘れもしない!
本当の意味での俺のルアーフィッシングが始まった初夏だった!!