高市トレード再点火!ドル円153円台は通過点か、それとも転換点か? | こませマスターFX手法研究ラボ

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トレードの戦場に臨むトレーダーへ向けた毎朝のドル円トレード戦略+雑記事です

おはようございます。
10月27日(月)のドル円相場は、週明け早朝から円安方向に進み、現在は153.06円台で推移しています。
先週の上昇トレンドを引き継ぎ、東京市場ではリスクオンムードが強まりました。

背景には、高市早苗首相の「責任ある積極財政」路線への期待が根強く、
株高・債券安・円安という典型的な“高市トレード”が再燃しています。
また、今週は注目イベントとして日本銀行の金融政策決定会合と、
トランプ米大統領の来日が予定されており、マーケットは政策発言に敏感に反応する局面に入っています。

円売り・ドル買いの流れが一段と強まるか、それとも日銀の発言で上値を抑えられるか、
まさに今週は「トレンドの方向性を見極める週」となりそうです。

🎣テクニカル分析(意識されるライン)

◆ 4時間足

 

4時間足では、前回高値153.334円がレジスタンス
す。週間ピボットR1が153.873ここが明確な壁です
GMMAの短期群は長期群の上に位置し、上昇トレンドが継続中。
一方で、ボリンジャーバンド上限にタッチしており、
一時的な調整(押し目)が入る可能性もあります。
サポートとしては152.80円付近、急落があれば151.80円が下値目安です。

◆ 1時間足

 

1時間足では、きれいな上昇チャネル内での推移が続いています。
直近の安値は152.21円、高値は153.33円
週間ピボットpivot(152.073) 
この間でレンジを形成しつつ、GMMA短期群が支えとして機能しています。
チャネル下限(152.60~152.80円)付近での押し目買いが有効です。

◆ 15分足

 

短期では、152.88円のラインが直近の節目として意識され、
ここを維持できれば再度153.33円突破を狙う動きに。
ただし、ボリンジャーバンドが拡大し始めており、
一時的な急騰・急落(バンドウォーク)のリスクもあるため、
エントリータイミングには注意が必要です。
紫のゾーンが下落時の壁デイリーピボットpivot(152.727)
直近の上の壁がデイリーピボットR1(153.219)

🎣今日のトレード戦略シナリオ

メインシナリオ(押し目買い)

  • エントリーポイント: 152.80~152.90円付近(押し目狙い)

  • 利確目標: 153.30円 → 次153.80円(前回高値付近)

  • 損切り: 152.50円割れ(下抜けでトレンド一服)

このレンジでは短期的な調整を挟みながらも、
上昇基調を維持する展開が想定されます。
特に153.33円を明確に上抜けた場合、買い勢が再度優勢となり、
154円トライの流れが生まれる可能性があります。

代替シナリオ(高値掴み注意)

  • ショートの注意点:
    153.30~153.80円のゾーンは過去にも反落が多かったポイント。
    ここで明確に上値が重くなった場合は、短期の戻り売りも有効ですが、
    トレンドに逆らう形になるため深追いは禁物です。
    153.80円を上抜けたらすぐに撤退判断を。

✅まとめ

今週のドル円は、「高市トレード」第2章の幕開け。
投資家心理は円安方向に傾きつつも、日銀会合を控えた警戒感も根強く、
上値を追う展開と利確売りが交錯しやすい週となりそうです。

短期では152.80円付近の押し目買いが主軸、
中期では153.80円突破が次のトレンド判断の分岐点となります。

来週のビッグイベント前に、方向感を確かめる調整相場になる可能性もあるため、
無理な追随よりも“確実なラインでのエントリー”を心がけたい局面です。