戦略の背後にあるコンセプト


市場は需給(売りと買い)のバランスを保とうとする
需要が供給を上回り、需給のバランスが崩れると、価格は上昇します。
そして、その不均衡が続く限りは、価格も上昇を続けます。

しかし、ここで知っておかなければいけないことがあります。

それは、需給関係が不均衡であっても、
市場はその不均衡を手放しでは放ってはおかないということです。
市場においては、需給のバランスを保とうとする力が働きます。

つまり、価格は上がっても、次には下げてくる。
そうやって出来るだけ需給のバランスを保とうとするのが、
市場の原理原則です。


これは、銀行、機関投資家、大口取引者、市場メーカーなど、
大手プレイヤー(クジラ)の予想される行動に基づく市場分析方法(コバンザメ手法)です。

大手プレイヤーがゲームに参入したい時、
彼らは市場を移動させるために非常に大きな注文を出すので、
通常は価格がかなり速く動きます。

そして、チャート下の小さなヒゲを伴う大きなろうそく足が生成されます。
 

インバランスとは(FVG)


 

インバイス2.png



上記の画像では、紫色の帯のスペースがインバランスと呼ばれます。
別名は、フォワードバリューギャップ(FVG)です。

これは、外国為替やゴールドから暗号資産や株式まで、様々なチャート全体に見られる現象です

インバランスは3本のろうそくから構成されています。
2本目のろうそくはいずれかの方向にのみ進行します。
最初のろうそくと3本目のろうそくがインバランスの境界を作ります。

インバランスは、3本目のろうそくが閉じた後に形成されます。
インバランスは、最初のろうそくの最高値と3本目のろうそくの最低値の間に位置しています(強気のインバランス)。

以下のチャートの3つの黒い矩形は全て弱気なインバランスです。 これは、最初のろうそくの最低値と3本目のろうそくの最高値の間にあるスペースです。 隣接するろうそくに触れていない中間のろうそくの一部です。

インバランス3.png


 

ロングエントリーのルール

 

インバランス4.png



ロングエントリーには2つのオプションがあります
• トレンドの反転時;
• トレンドの修正後
どちらのオプションも基本的な考え方は同じですが、細かな違いがあります。
トレンドの反転を捉えるのは難しいことがあるので、この例では、トレンドの修正に焦点を当てて説明します

価格が強い勢い(急速な移動)で上昇し、インバランスを後に残すのを待ちます。

必要なこととしては、価格がインバランスにより深く入るのを待ち、ロングエントリーします。

ストップロスは直近安値。 また、利確目標は直近高値の上。
リスクリワード比率を適切に維持することが重要です。
リスクリワードが悪い場合はスルーします
 

ショートエントリーのルール

 

インバランス5.png



ショート場合はロングの逆です
 

念頭に置くべき重要なポイント


この戦略は、価格がいくつかの重要なステップを踏むのを待つことに関するものです:
• 流動性がある時間帯
• インバランスを作成するインパルスがある
• インバランスに戻る。
• フィボナッチ等、自分手法との併用