漢字が覚えられないニコの話の続きです。
はじめから読む場合はこちら↓
読みと書きを分けてみる
漢字とは…という説明から始まり、なんとか認識の勘違いに気づくことができたニコ。
徐々に、頓珍漢な回答は少なくなりました
しかし、だからと言ってスイスイと覚えられるようになったわけではありません
漢字を覚えることが苦手であるという事実は変わりなく、しかも、同じ漢字を10回ずつ書いて覚える!のようなスパルタドリル式はニコには全く効果がないようです
が、何かいい方法はないか…と考えていた時にふと気付いたことがありました。
大人になってくると誰でも「読めるけど書けない漢字」というのが結構あると思うんです。
私も漢字が苦手ということはないけれど、「読めるけど書けない」という漢字はたくさんあります。
でも小学校低学年の子にとって、大抵の漢字は「読めないし書けない漢字」なんですよね
「見たことのある漢字、読み方は知っている、でもきちんと覚えてないから書けない」という状況から漢字を書けるように覚えるのと
「初めて見る漢字、読み方も知らない」という状況から読み書き全てを一度に覚えるのとを比べると、どちらが難易度が高いかは明白だと思います。
漢字を覚えるのが苦手な子にとって、この「まとめて覚える」方法はハードルが高いと思います!
それならば。
読みと書きを分けて覚えるのはどうだろう?
「書く」より「読む」方が難易度は低いはず。
「知らない漢字を覚える」よりも、「知っている漢字を書けるようにする」方が少しでもハードルが低いのでは…?
かくして学校の方式を全く無視し、読みと書きを別々に覚える戦法に切り替えてみることにしました。
読み書き分離戦法
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- まずは読みだけひたすら覚える
- 読みが完璧になってから書く練習開始
この戦法はニコには合っていたようで、「まずは読めるだけで良い」というのが良かったようです
本当に全く(ひらがなすら)書くことなくアプリを使ってサクサク進めていけたのも、嫌にならなかったポイントだと思います。(アプリ優秀!)
ただ、アプリで漢字を学ぶ場合、「その学年で習う漢字」というグループ分けはされていますが、教科書に出てくる順番ではありません
テストに対応できるように教科書順に覚えていく、というのは無理なので、長い目で見て一年分覚えるという気持ちで取り組む必要があります。
「書く」ステージになると教科書順に練習していけばいいので、読みは完全先取りで一年分、覚えちゃいましょう!
新学期から「書く」に対応できるように、「読み」はできれば春休みのうちに一気に覚えてしまえるとベストです。
「書く」方が時間もかかるし難関ですからね…。