2010年11月1日に「龍馬伝」フィクション×ノンフィクション@銀座アップルストアに参加した。
当日概要だけ記事にして(銀座Apple Storeにて:「龍馬伝」フィクション × ノンフィクション )以来で、本当に落ち着いて書く時間がなかったとは言え、締めきりすぎて宿題を提出する間抜けな小学生の気分だ。。。
ハゲタカのお友達某嬢がそのすごい情報収集能力で見つけて教えてくださったのだ。
当日は、私にお給料をくれている会社からみると会社の歴史上社員が最もタイヘンな一日でましてや私のような業務を行っているものが残業もせずにさっさとオフィスを出てしまうなど考えられない日だったのだ。
でも、社内が混乱しているのをいいことに、目下の最優先事項「ハゲタカ2への道」(←なんだ?それ?)のためにそ~っと抜け出して銀座へ。
並んだ順で入場だと某嬢がアップルストアの方から聞いておいてくださったので、仕事終わりじゃ入場は無理かも・・・と思っていたら、私のケータイメール「ハゲタカ」フォルダに17:28新着メッセージ。
tsumireさんから、某嬢とtsumireさん以外誰も並んでいないとの素敵メール!
私の到着した18:25でもガッラガラ。
結局最後まで7割も埋まっていなかったのではないだろうか?もったいない話しだ。
先に書いておくが、すでにtsumireさんがいつものごとく切れ味のよい簡潔なレポート生大友Dを見に2(DVJ BUZZ TV #14:「龍馬伝」) をお書きなのでそちらの方がお勧めである。
私はマイペースで今日から少しずつ書かせていただくので「Time is money. が我々の信条ですから!」という方にはお勧めできないのであしからず。
このイベントのゲストは、龍馬伝のチーフ演出:大友啓史さん。聞き手は歴史小説家(史実に則りながらドラマ性を紡ぐとの注釈あり)の伊東潤氏。この辺からして、「龍馬伝」の史実とのかけ離れ方が話題の中心になりそうな予感。。。
薄暗い中、必死になってB6サイズの手帳8ページ分、小さな字でびっしりメモしたのだが情報量が多すぎてすごいスピードで書いたため判読不能な箇所多数&記憶力の減退で、内容の正確性については、努力はするが保証できない。(←ひどい)あくまでも私のフィルターを通ったレポートだということをご承知置きいただきたい。
銀座アップルストア
2010/11/1(月)
19:00-20:30
DVJ BUZZ TV #14
「龍馬伝」
フィクション×ノンフィクション
今年大きな話題を呼んだNHK大河ドラマ「龍馬伝」。
チーフ演出としてその世界観を作り上げた
NHKの大友啓史氏と歴史作家の伊東潤をゲストにお招きし、
史実と虚構が交錯するライブ感あふれる演出手法や
撮影方法などについてお話を伺います。
また、いま映像制作の現場でトレンドとなっている
iPhoneアプリケーションなどもご紹介します。
大友さん「10月14日にクランクアップしたので、少し息抜いております。」とおっしゃったものの、当日もぎりぎりまで最終回の編集をしていたそうだ。
「まじめな(NHK)職員です。普通の(笑)」とも。
経歴説明で、ハリウッドへは局内の留学制度を利用してUCLAと(orの?)夜間エクステンションスクール(英国ではイブニングクラスというアレですね)に通ってそこに集まるプロたちにコネを作って現場に潜り込む努力をしたそうだ。ハリウッドというのは秘密主義なんだそうでそれくらいしないとってことらしい。
♯新領域へのチャレンジ←壁面のスクリーンに映し出されるテーマ
「龍馬伝」を始めるにあたって
大友さん(以下:O)「白洲次郎」の脚本を自分でしこしこ書いているときに話が来た。1年かけてやるに値する企画にしなくてはならない。3つ出した企画のうちの1つである坂本龍馬は大河ドラマでも30年やっていないしいいのでは?
司馬龍馬(こうおっしゃった)を超えられるかということはいつも考えていた。そんなときに、岩崎弥太郎を見つけた。経済に関係するので面白そうだと思った。「ハゲタカ」のように経済を切り口にしてできないか?と考えた。
なんだかんだ言っても食うに食えないから爆発(民衆の怒り?)したりするので。
何かプラスαの切り口のネタが無いと、金八に勝てない。金八の対極として、足が長い、顔がきれい、ウザくない龍馬にしようと。(笑)
伊東さん(以下:I)対立軸としての弥太郎が斬新だった。映画「ハゲタカ」の鷲津ファンドと劉一華のごとく。
O:司馬遼太郎さんは敢えて「竜」の字を使うことで、それを但し書きにしてご自分の龍馬像を書かれたと思う。
白洲次郎も坂本龍馬も、フィクサーだった。つまり、世の中の裏側で動いていた。なのできちんとした歴史(≒公の記録)に残っていない。そこのところは思いきってフィクションに振って行かないと、と考えた。
海援隊(←自分の時なのに汚すぎて読めないけど多分)だけでは、あれだけあちこち行くには経済的に無理だと思う。その辺りについては、龍馬が実際に書いた手紙をしっかり読み込んだ。
手紙を読んでいると、そりゃ、もてただろうなと思った。(笑)ユーモアがあって新しもの好きで、魅力的な人柄がよくわかるような手紙だ。
歴史のカリスマ=坂本龍馬と、現代のカリスマ=福山雅治が上手く重なるといいな~と、福山さんのロックンロールがハマるといいな~と思った。(つづく)
次はキャスティングの話。月末の激務でへろへろなので明日続きを書きます。