龍馬伝 第44回「雨の逃亡者」の感想。

なんか、このタイトルって・・・。

もう、残りわずかなので慈しみたい気分もあるのだが、正直言って今回は???とか「ふ~ん」としか思えないシーンが多過ぎて。。。


今週末は、食料品・日用品の買い出しに近所に出かけた以外は殆ど家にこもりきりでお勉強!で、気分転換で家事をしていたくらい。

さらなる気分転換ってことで、龍馬伝は20時~リアルタイムでお食事しながら視聴。


全然関係ないけど、買い出しの際に自由が丘の緑道のところでテレビ朝日の番組シルシルミシルの食べ歩きAD堀君が撮影隊を大勢引き連れてあの黄色いつなぎで歩いていたのを見かけた。あのコーナーってすごく簡単な映像なのにあんなにスタッフが必要なロケなんだ・・・「龍馬伝」はさぞかし・・・と思うワタクシ。

そのうち放送されるのかもしれないが、最近見る時間が無いからなぁ。。。


いつもは、18時~のBShiで録画しておいてウィークデーの気分転換に見るのだが、しばらくはそんな時間もなさそうなのでいっそのこと、自分を追い込んで(←意味不明)リアルタイム視聴してさっさと感想も書くことにした。

と言うのは半分で、18時~録画したい番組があったので龍馬伝は22時~の録画に設定し直したのだ。

(地上波よりもBSの方がきれいに録れそうと思うのは間違いですろうか?)


で、食事しながらというふざけた視聴態度・・・いや、本来テレビってそういうもんでしょ???・・・だったので、印象に残ったことだけの感想デス。


今回は出だしからスモーク炊き過ぎ、龍馬(福山雅治)までコーンスターチかぶり過ぎ、そして終始画面が揺れ過ぎと言うのが映像の感想だ。(笑)

演出は福岡利武さんだったが、その個性なのだろうか???どうでもいいが、「オレのとは違うな」byドラマ臨場の倉石(内野聖陽)って感じだ。


土佐の大殿様(近藤正臣)に大政奉還の件を申し出る後藤象二郎(青木崇高)。大殿様に吉田東洋ばりのキックをされても、自らが弥太郎に仕掛けているのと同じような馬乗りをされても、相変わらず短いシーンでも説得力があっていいわぁ。大殿様も相変わらずぶっ飛んでいて、飲んでいたのも日本酒ではなくてウイスキーのオンザロックだったような・・・西洋化が押し寄せているのか。

しかも吐き出した氷が球状(に見えた)なのには笑った。他のシーンでツクツクホーシの声がしたから季節は夏だと思うが、あの時代氷を、あんなふうに使えていたんだ~。だって、球状の氷って今と違ってシリコーン製氷皿があるわけではないので、四角からまあるく削っていくしかないはず。贅沢だ。

でも、あの大きな氷は虫歯を内側から冷やすためのもの???

と、相変わらず本筋と関係ないところについ、喰いついてしまう困った視聴者nanako。


今回のメイン史実絡みエピソード、白ばかまの武士がイカルス号という船のイギリス人水夫を殺した事件で、海援隊に犯人の嫌疑が・・・。


このときみんなぁの身代わりで自ら長崎奉行に出向いた沢村惣之丞(要潤)さん。

思えばこの人も、登場したころは「脱藩じゃあ!」と叫んだりすぐ熱くなるキレキャラだったような気がするのだが、ドラマの進行と共にどんどん魅力的なキャラクターになっていったような気がする。

今日の様子なんてすっかり海援隊ナンバー2の貫録もあったし、「まあるう、収める」とか言っていたところなんて、龍馬イズムを引き継いでいる。(笑)

長崎奉行での無精ひげで落ち着き払っての正座姿は、ちっくと武市半平太(大森南朋)を思いだしたぜよ。

無事に、海援隊に戻ってきたときのみんなぁの歓迎ぶりを見ていても、龍馬がいなくなってもこの人が引っ張って行ってくれるのかな?と思ったりした。(史実を知らない&調べる気もないので行く末は存じませぬ)


武市半平太目当てに見始めた龍馬伝だが、後藤象二郎とか岡田以蔵(佐藤健)、そして沢村惣之丞など拾いもの(←失礼な表現)が多くて楽しかったな。と、早くも過去形。。。


せっかくイギリス人水夫殺人犯は福岡藩士だと書状まで作成して長崎奉行所に行って龍馬の無実を晴らそうとした弥太郎(香川照之)だったのに、結局長崎奉行(石橋稜)は龍馬を捕まえる口実にするつもりであり全くの無駄&屈辱を与えられただけに終わった。

この後、雨の中お尋ね者なのに例の如く情に厚くて自らの危険にはお構いなし&決してつかまらない龍馬と対面した弥太郎。

せっかくのいい芝居だったのに、ファンデーションが雨をはじいているぅ・・・雨の量多過ぎ。とか思う私はやっぱりひねくれ者。

それにしても、香川照之さんと対峙しても全く引けを取らない感じがした福山雅治さん。凄いな。。。


お元を素晴らしい勘で見つけた龍馬さん。なのに怯えるお元(蒼井優)に対して「わしじゃ、龍馬じゃ!」って言ってたけど、新撰組に追われる以蔵を京で見つけたとき(龍馬伝 第22回 The 不憫以蔵と気高き半平太 )と同じ。つい、思い出してしまった。いろんな意味で違うけど。。。

にしても、お尋ね者の龍馬があんなに大声で叫びながら人探しをするのって、どうなの?

最後までこういうところがわけわからないのがこの脚本だ。


結局、今回もやたらと出番の多いお元だったじが、一体どうするつもり?と思っていたがこうするつもりでしたか。

なんかどうでもいいオチだった。

もっときちんと描いてほしいことが山のようにある。

脚本家の好みなのか、女優を画面に!という局の方針でもあるのか。(笑)


イギリス公使でのやり取りは、通訳(パトリック・ハーラン)がきちんと訳していなかったりしてたのに、なぜかあれだけの会話で今回の濡れ衣を晴らしてしまった龍馬さん。グラバー(ティム・ウェラード)さんの刷り込みのお陰?

惣之上や弥太郎やお元がかわいそすぎる。。。

ま、龍馬のお芝居(って言っていいのか?)自体は説得力があったが、やっぱり脚本家の頭の構造が謎だ。


こうして思いだしながら書いていても、わけのわからないまとまりのない感想だが、今回ってそんな感じだったような。。。


お元が、キリシタンとしてイギリスに密航できましたとさ。

ってことが一番印象に残っている。困ったものだ。


最後の弥太郎のカウントダウンセリフも思いだせない記憶力。。。

あと3カ月を切っていたとかなんとか言っていたような。(笑)