アナウンサーになる。勤めてた期間は短かったけど、悪名高き評価も気にせず...一生困らない地位と名声を手に入れた
その娘は幼馴染だった/勝手にそう思ってた
365日x9回分毎日校内で共存してる、それだけで本当に幸せだった
けれどそれだけの想いを胸にしつつも、同じ高校を目指して勉学に励もう...そんなアイディアさえ頭に浮かばない程馬鹿で体たらくでどうしようもなかった
思えば小学校の時でさえ、慕っていても慕われてなかった/持ち寄られてたのは情けであって、その内恋や愛に変換される,,,そんな奇跡など起こるよしもなかった
あまりに遅熟で知恵遅れだったので、何にも理解をしてなかった
僕を哀れんで声掛けてくれる者達は全て彼女にメロメロな男達で、伴って仕方なく手を添えてくれる人達は彼女に頼まれた娘達だった
教室が違っても廊下で会えてれば/見かけなくても見掛けられてれば...本気で何か見えない糸が二人結び付けてると思ってた
歴代の彼はそれ以外の時間でも、兎に角二人して笑われてたのだろう
彼女を見習って人に優しく、彼の良さ真似して人に思いやる...ところがそんなのはすればするほど、この怪物どんどん一人ぼっちに
卒業しても、卒業を試しても...ヒロイン抜ければ誰からも連絡来なくなった
同窓会もその後の連絡もfacebookに登録したって、孤独に苛まれてるのは僕だけだ
彼女は幸せになってればいいな...願い涙してこの僕は、狭い庭あたり倒れて気づかれず死んでいくだろう
誰も彼も憎んじゃいない、全て自分が悪いのさ