2/3日 午後9時過ぎ～11時前

褒めて褒めて　もっと褒めてよ
蔭では舌を出されてようが　友達同士笑われてようが
目に見えなければ気にはしない　
何を隠そう　僕は男　君達以上に寂しい生き物

身体のラインや作り笑顔　武器など一つもひそめていない
目覚めからキメこんで　玄関を出たって
満員電車じゃ両手上げてるし　エレベーターの中呼吸困難　　
此処だとばかり　けれど銃を空砲　少しは効いたか顔覗かせると
目薬の涙とボイスチェンジャー　気づけば謝る羽目になる

正直彼女達羨ましい
魅せし惑わしときめかせし　焦らし狂わしそれでも愛し
撫で撫でされながらスィーツをひと切れ　無論貶される事ありゃしない

褒めて褒めて　もっと褒めてよ
蔭では舌を出されてようが　友達同士笑われてようが
目に見えなければ気にはしない　
何を隠そう　僕は男　君達以上に寂しい生き物

とっかえひっかえのお出迎え　ショーケース内のサンプルかよ
内心ムッとはしているけれど　そっと手取られ耳元で囁かれる
ふてくれさは直様に消え　気づけば爺やの様になる
僕達ゃ　褒められりゃ何でもするかも　何と単純なカーボーイ
いつまでもゲストにゃなれないのか　鞄を持ちますベルボーイ

あの娘悪魔の様な顔でも　僕らと変わらぬルックスでも
褒めてくれる人ならば　3日で惚れてしまうかも　
褒めて褒めて　もっと褒めてよ　だらしなくとも微笑んで済ませて
女々しくたって構わないよ　僕は男さ　あぁ、寂しいね