1/28日月曜日朝 | -匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

-匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

太田光さんよろしく
それ奈良美智!(←それなら良しとも!と読む)というギャグを流行らせようとしたけど、チャットの皆には嫌われてたので誰も使ってくれなかった男の...苦悩と葛藤と少しだけ優しさの日々

何が起こるというわけでもないのに 信じて疑わず待ち続けてる
始まりの月曜日 ひとりぼっちが柵の中週末の影踏みを始めるのさ

ガソリンの臭いが染み付いた 作業服に身を委ね
猫一匹の高さしかないその隙間 体を滑らせ潜り込む 
あれやこれやと持ち替えては 錆び付いたネジを回している 
幾つもの油を差すことはあっても 声枯れるまで油を売る 余裕なんてない生活さ 

お得意様の一人さえ 「宇宙人の様に不気味だ」とこぼしているという
夢も希望もない未来の為 何事にも堪えなきゃならない様だ 抱えきれない我慢も塗りつぶした
豚箱の様な鐘が鳴り 古いプリンタのクリーム色 その機械に証拠を刻む 
挨拶もそこそこにマーケットへ タイムセールの食料を運び ハッと気づけば鍵をさしてる 
中国産の野菜を洗い カナダ産の肉にニンニクを効かせなきゃ 自由に振れるの塩胡椒だけ
どんなに疲れが残ってても 自炊しないと生きていけない しみったれた生活の為とはいえね

明るいか暗いか こっちが冬なら外れは夏か 兎も角始まりは月曜日
今日も大半を無駄にさせるさ スパナとドライバを握り締めてる10時間 恋の予感など勿論ない
お金も安心も自由も少女も 探しあぐねても手に入らない 週末になりゃ何があるのさ
自分でもよく分からなくなる それでも信じて待ち続けるだろう 
飛び越えられりゃ金曜日まではマシ 全くもって嫌になるね

bgm 主にThe Vapors/Waiting for weekend