heart furst retailing man(I'm not rub fighter) | -匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

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太田光さんよろしく
それ奈良美智!(←それなら良しとも!と読む)というギャグを流行らせようとしたけど、チャットの皆には嫌われてたので誰も使ってくれなかった男の...苦悩と葛藤と少しだけ優しさの日々

今ひとしきり温まりたい
「まだ足りないの?」と思われるかな
身体の暖じゃないんだよ
縮こまる耳を傾けてみれば
「それでもかなりの猶予は与えた」
勿論それは理解しているさ
思えば幾つもの季節を通り過ぎ
速度は吹き荒む風の様
その割に得た物が少な過ぎる
勿論自分でも動いたよ
それでも狢の群れは冷た過ぎる
浅はかに気高いプライドを羽織り
パーカで揃えたコミューンの中で
会釈をしつつも冷笑をこぼす

疎外感と心許せる数少ない音楽
それだけが友達、奥の細道
なのに、哀愁を運ぶこのバラード
昨日よりもそこはかとなく締め付ける
それでもじっと噛みしめてるのは
震えと不安を抱かせる程降りしきる
この雪のせいにしたくないから
ボロ靴の頭に顔覗かせてへばりつく
振り払えない結晶のせいにしたくないんだ

午後からでもやる事があるとしたら
心にかける上着を買わなきゃ
他人に預ける自己の思慮
それよりも暖かい上着をこの手に

兎に角ひとしきり温まりたいのさ
「ずっとじゃないの?」笑われるだろうか
夢の中に生きてる君には
孤独の二文字は辞書の餌
針の動き止める事が出来る機械
手に入れ動かすも直に壊した
滑稽のステップ飛び跳ねて酷刑
はしゃぐ事さえなかったというのに
細くやつれた足首を痛めてる
慣れてしまいたくもないのだけど
医師は驚くわけじゃなくて
カウンセリングはカウンセルのまま
じりじりと焼きつける季節の裏側
ひりひりと擦り込まれ涙を流す

底意地の悪さを隠し持つあまた
器用に受け流し返してみせる
それはここ十数年の流行りなのかい
掬えば丸ごとが宗教の街で
冬が嫌いになりそうなのは
息吐くもその白さ闇に溶けて
白々しさに混ざるのが空しいんじゃない
凍てつく寒さ身に沁みても
白々しさの中消えるのが空しいのでもない

午後からでもやる事があるとしたら
心にかける上着を買わなきゃ
他人に預ける自己の思慮
それよりも暖かい上着をこの手に

陽射しの強さなど慈悲ではないね
そう言うと深き信心汚したとみなされ
身ぐるみ剝がされるかも知れないな
兎に角過去もこの今も…
考えたくもないけどきっと未来も
温もりが欲しいよ 彼等にも有る