>平助だ。
ひろ、誕生日おめでとう!

誕生日だからさ、何かおまえに贈ろうと思って考えてたんだけど……。
なんか考えれば考えていくほど、オレ、ひろに色んなものもらってばっかりだなって思った。

おまえはいつも、オレの傍にいてくれてるよな。
離れてても、なんか近くにいるような気がして……おまえはいつだって、オレを支えてくれてた。
うまく言えねえけど……オレがおまえにもらったものって、本当に大事なもんばっかりなんだ。

どうしたら、おまえに返せるんだろう。
どんな物を買ったって足りない気がして……何も用意できなかった。
……って、これじゃあ言い訳だよな。

だからさ、ひろ。おまえが望むことを何でも叶えてやる。
どんな無茶な願いだって、オレが絶対なんとかしてやる!
今日だったら無理なことでもいい。どんなに時間がかかったって、オレが全部叶えてやるから!

……それくらいじゃねえと、返せる気がしねえんだ。
ひろには、本当にたくさんもらってるからさ。

贈り物っていうのとは違うかもしれねえけど……でも、オレが祝ってやりたいって気持ちは確かだからいいよな!

ひろ、本当におめでとう!
傍にいてくれて……本当にありがとうな!

藤堂 平助
>原田だ。

ひろ、誕生日おめでとう。

直接言ってやろうと思ってたんだが……おまえは朝から、色んな奴に祝われてたからな。
割って入るわけにはいかねえし、先にメールで伝えとこうと思ったわけだ。

ひろ、時間ができたら職員室に来てくれ。
大したもんじゃねえが、おまえに渡してえもんがあるんだよ。
あの、ふわふわした髪飾りだ。……確か、シュシュって言うんだったか?
白地に小せえ花の絵が描いてあるだけの、素朴なやつだ。これなら、制服と合わせても問題ねえだろ。
おまえが気に入ってくれりゃあいいんだがな。


ひろ。
この学園に入学してから、おまえは毎日よく頑張ってる。
授業の予習復習もしてくるし、宿題だって忘れたことがねえ。
おまえは普通のことだって言うけどな、こんだけ真面目にやってるってのはすげえことだ。
もっと胸張って、自慢しちまえばいいんだよ。

けどな、ひろ。
あんま根を詰めすぎんなよ。

たまには、気分転換にどっか遊びに行くか?
土方さんのオンボロ車でも借りて、どこでも連れて行ってやるから、遠慮しねえで言ってみろよ。

教師と生徒だとか、そんな細けえこと気にする必要はねえ。
ただのひろと、ただの俺で出掛けるんだ。何も問題はねえよ。


じゃあ、ひろ。行き先、考えとけよ。
また後でな。


原田 左之助
>原田だ。

ひろ、誕生日おめでとう。

おまえの誕生日を、またこうして祝えるってのは幸せだな。
自分の誕生日を祝ってもらうのも嬉しいが、やっぱり俺は祝う方がいい。
おまえが、俺のしたことで喜んでくれるってのが、一番嬉しいんだよ。

だからひろ。
今日は存分に、俺に祝わせてくれ。

祝いの品……ってほど大袈裟じゃねえが、贈り物も用意した。
渡すまでのお楽しみってことにしてもいいが、まあ焦らすほどの物でもねえしな。
椿の匂いがする香だ。この匂いを嗅ぐと、安眠できるらしい。
……最近、寝つきが良くねえとか言ってたからな。これでゆっくり休んでくれ。

他に、何か食いてえ物とか、欲しい物とかあるか?
遠慮なんかしねえで、何でも言えよ。
誕生日ってのは、傍若無人な態度をとったっていいんだ。特に、おまえみたいに普段真面目なやつはな。

とりあえず、街に出るか。
すぐには思いつかなくても、歩いてるうちに何かしたいことが見つかるだろ。

この文を読んだら、そのまま部屋で待っててくれ。
俺が迎えに行くからよ。


ひろ。
今年も、俺の傍にいてくれてありがとな。
来年も……いや、いつまでも、俺に誕生日を祝わせてくれ。

原田 左之助