関係悪化の気配が濃厚な例の呉服屋から
①着物の洗い張り+可能な限りで自分サイズの着物に仕立て直し
②着物の洗い張り+帯に仕立て替え
が、仕立て上がったと連絡がありました。
①は、洗い張りした後、和裁士に生地を診てもらって、
・生地が丈夫そうなら単衣、生地が弱っているなら袷にしたいので、
どちらになりそか。
・筋消しが上手くいかないこともあるので、自分サイズに仕立て直せそうか。
仕立てる前に一度連絡が欲しいと、お願いしていたのですが、
連絡ナシでしたね。
どんな着物が仕立て上がったのでしょうか。
②は、自分サイズにするには、長さが足りないと連絡があり
洗い張りした状態で、一旦戻してもらうことにしました。
着物に仕立て直すのは諦め、コート類はどうかなと思ったのですが、
織りの色柄は、コート類に向かない印象です。
かといって、洗い張りのまま保管するのも、不憫です。
呉服屋の
「帯にしてはいかがですか。沖縄の織物に似た柄なので、素敵な帯になりますよ」の
アドバイスで、予定変更。
名古屋帯に仕立て替えることにしました。
自分が、この呉服屋の店員ならば、
①は、約束通り、和裁士に診てもらい連絡をする。
単衣か袷かは和裁士の見解も取材し、筋消しが上手く行ったかどうかを伝える際に、
言い添える。
②については、
着物に仕立てた場合、自分サイズと何cmくらい違う着物になるのかを伝えて、
判断を待つ。
ですかね。
全て終わった後なので、
着物にとって最良のお直しだったのか、今となっては、判りません。
ところで、
その②ですが、もう一つ。
洗い張りをして戻ってきた生地の中に、反物の織り出しの部分がありました。
襟の中に入っていたそうで、
どこで織られた反物か判るようにと入れたのか、
それとも、生地が足りなくて、織り出しまで使い切ったのか、
今となっては、判りません。
色々な方の考えや心配りが、仕立てられた着物にはあって、
そして、それに気づくことがあって
着物って面白いですね。
※オーダーメイドの洋服にもありそうですね、テーラーの気配り。
--------------------------------------------------------------------------------