反物をセルフクリーニングしました。

 

①セルフクリーニングする前に判ったこと。

 

橙色は、色落ちする

 ぬるま湯に端っこを浸して、暫し待っていると、橙色の染料が滲み出てきました。

 

・温まると、ニオイが強くなる

 浴室乾燥は、あまり効果がなかったことが、判りました。

 着ていない状態では、さほど臭いは感じませんでしたが、

 着ると、体温があるので、臭いが強くなる気がします。

 

 

色落ちを確認して、湯通しで止めようかと思いましたが、

ぬるま湯に浸けたら、臭いが強くなったので、そのまま洗濯することにしました。

 

②セルフクリーニングの内容

 ・夕刻どきに、キッチンのシンクで

 ・ぬるま湯

 ・洗濯石鹸(液体)

 ・手洗い

 

③流れ(都度、排水して入れ替えました)

   洗濯

   洗濯

   洗濯

   洗濯

   すすぎ

   すすぎ

   すすぎ

   すすぎ

   洗濯

   すすぎ

   すすぎ

   すすぎ

   柔軟剤を入れて、すすぎ

   脱水機で10秒

   シワを整えながら、陰干し

 

 

④セルフクリーニング中に判ったこと。

 

 ・色落ちが凄まじい

  1回目、2回目の洗濯は、具合の悪いオレンジジュースのようになり、

  段々色落ちの度合いが弱くなって、最後の方は、キレイな橙色になりました。

  ※最後のすすぎまで、色落ちし続けました。エンドレスです。

 

 ・白い地に橙色が、色移りします

  水だと恐ろしく縮むかもと思い、終始、ぬるま湯にしたからかもです。

 

 

⑤セルフクリーニング後に判ったこと

 

 ・橙色のところは、色が落ちました

  全体的に、ちょっとセピアっぽい印象になりました。

 

 ・キレイに色移りして、全体に橙色を掛けたようになりました

  これはこれでありかな。

 

 ・縮んでいない

  ぬるま湯で洗濯したからかも。

  横幅は全く縮んでいませんでした。

  縦は、測るたびに長さが異なるのですが、ほとんど縮んでいない気がします。

 

 ・こざっぱりしました

  当然か・・。

 

 

やはり、半乾きは無理でした。

干して、出掛けて、帰宅したら、もう乾いてました。

夏は、乾くのが早いですね。

夕方に干したので、パリッパリッにはなっていませんでしたが。

 

シワシワにもなっていなかったので、

アイロン掛けは、しなくてもよさそうです。

 

 

ところで、

業者に、洗い張りをお願いすると、色落ちや色移りはしないのでしょうか。

ドライクリーニングではなくて、洗い張りの場合です。

 

洗剤も使うし、すすぎもするのに、色落ちや色移りしないなら、

やっぱりプロは違うのかもと思いました。

多少色は落ちるけど、色移りはしない技とかあるのかもです。

反物は、洗い張りの見積もりを依頼してみました。

5,000円と返答がありました。

 

 

さて、

同じ柄の長襦袢ですが、

橙色いうより朱色なんですが、白色とのコントラストが、ステキなので、

セルフクリーニングは止めておこうかなと思います。

 

まとめ

着物の手入れ(5)に追加する内容としては、

・白地に近い、淡い、薄い着色のもの(色の濃いものは、色落ちする可能性大)

・洗濯はぬるま湯、すすぎは水にすると、色落ちは最小限になるかも

 

 

さて、

襟のお直しですが、

個人で、仕立てを受けていただけるか、問い合わせ中です。

 

 

 

備忘録(追記)

 

反物は筒に巻かれていたのですが、その筒の中から

昭和59(1984)年のサンケイ新聞が出てきました!!

肩裏地を購入したのですが、長さを測ってみたら6m以上あったので、

筒と反物は、そもそも違うものなのでは、と思っていたのですが。

 

当時の新聞は、文字が小さいですね。

1面には、「国鉄は、東北新幹線・上越新幹線の上野開業日を、

来年3月14日に決定」の記事が掲載されています。

3月14日に決まったのは、その日が大安吉日だからだそうで。

 

最下段の広告は、三和銀行です。

 

記事も広告も、

現在の新聞と比較して、文章が良い意味で砕けていて面白いです。

 

カラー面は・・・無いですね。オール白黒です。

 

 

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